(TVK)Steins;Gate #20
萌郁を裏で操っていた者の正体、その真実がもたらす残酷な現実。
この段階にきて新キャラが出てくる可能性が低い以上、消去法でまあそれしかないだろう予想は出来ていたのだが、これはまったく知らないなら知らないで終わった方が良かった真実だ・・・。
いくら何でも小さなコミュニティに要素を詰め込みすぎて無理が出ている印象もあるのだが、そこは多くを語り過ぎず演出で乗り切ろうとする手法が上手く機能していた印象。
あの日差しの強い荒れ地での語りと、目覚まし時計が鳴り響く部屋の様子を繋いでいく構成は非常に映画的で見応えがあった。
いきなりフィルムノワールの世界線に移動してしまったかのような違和感と、そこを文字通り脱出する軽快にして恐ろしい切り捨て感が凄い。
そして数えきれない可能性を犠牲にしてようやく見えてきた希望に隠されていた最悪の絶望に気付いて終わるラストがまた・・・!!
実際、視聴者も一番最初のアレは忘れかけてたからなー。その意味がわからないまま、ただ事実だけが重くのしかかってくるこの状況をどうすれば良いのか・・・。