劇場版 機動戦士ZガンダムII-恋人たち-
「新約Z」の第二作。
生視聴の時、後半から観たらサラの話ばっかりで驚いた。フォウの話は前半で終わってたのか。
っていうか丁度同日にBS11で放送されたZ再放送がホンコン・シティだったんでどっちがどっちだかわからなくなったよ。
本編は「恋人たち」のサブタイトル通り様々なカップリングを軸として話が再構成されていて、イベント詰め込み過ぎで常に超展開なのにキャラの感情線だけは繋げていく神業的な綱渡りがされている。
新旧入り混じった作画の無茶さもそうだけど、富野監督のこの割り切る力には恐れ入る。
個人的にはそれだけ切り詰めたなかで、ウォンさんが子ども達にジュースおごってあげるシーンが残ってたのが嬉しい。あれやっぱり重要シーンだったんだ!!
あと、クワトロのボンクラぶりが上がっているのは何か微笑ましい。
ともかく三部作の中間なんでこれだけ観ても正直どうにもならないとは思う。
ちなみにこのあとフジテレビtwoでダンバインの最終回も放送に。
皆殺しエンドだ投げっぱなしだと色々言われること多いけど、今改めて観るとチャムを通じて物語を「御伽噺」へと還してみせる良い意味での手のひら返しが痛快で面白かった。