へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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ギルティクラウン #10

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トラウマ抱えて役立たずになった集がいのりをバケモノ呼ばわりし幼馴染にも愛想尽かされる話。
主人公の葛藤回としては実に王道、やっていることは相変わらず手堅くて退屈はしないのだが、やっぱりキャラへの感情移入がしにくくてドラマに素直に乗っていけない。
敢えて焦点を絞っていないんだと思うけど、集が結局のところ何を恐れて何に躊躇しているのかが実のところはっきりしないのがもどかしい。
人を殺したことへの罪の意識なのか、増長していた自分への絶望なのか、背負った運命への恐怖なのか、手にした力への不安なのか、それらに立ち向かうことへの迷いなのか・・・まあ全部混ぜこぜになってて整理つかないんだろうけど、その整理つかない状態で物語が容赦なく王道任せで進んでしまうことに違和感が。
集の内面がわりとリアルに停滞しているのに、周囲が何かお約束の成長物語に無理矢理当てはめた行動を強制しているように見えるのがなぁ。
物凄く今更に、エヴァに乗って戦って成長すればいい→いやそもそも乗りたくねーよ問題を思い出したりもした。
この違和感をきちんと回収していってくれれば化ける可能性も高いと思うのだが、とりあえず次回はお約束のカタルシスで1クール目をまとめるのかな?
ラストのロストクリスマス再来はそれこそ芝居掛かった最終決戦ムードの出し方が非常に上手かった。