THE IDOLM@STER ＃２４

おもひでぽろぽろ、わたしはワタシと旅に出る。
というわけで、Pを死地に追いやり精神の均衡を乱した春香が幻覚に導かれて復活する話。
春香が精神的にぶっ壊れるシーンは、いつもの調子で対応した律子＆美希が予想外の展開に「うわぁ・・・」って感じになっているのが妙に生々しかったなぁ。
まさにメンヘラアイドル、普通ならこのまま男に溺れ酒とタバコに手を出し週刊誌にそれをすっぱ抜かれついにはヤクにまみれて最後はAVコース一直線！！・・・だと思うのだがそこは春香さん、意外としぶとかった。
春香自身は昔の自分の幻影によってほぼ自力で答えを見出して、仲間達は帰る場所を甦らせるだけという構成は少しバランスおかしい気もしたが、今まで仲間に依存しがちだった春香だけに復活は自力でないと意味なかったってことなのかな。
これで仲間に支えられて復活してしまっては結局、仲良しクラブから脱却出来てないことになっちゃうし。変わらない絆と成長し変わっていくアイドル達の姿を同時に描く以上、こうなるのは必然か。
しかし最終的に擬似家族テーマに収束していったことには、ここにも現代性を感じるな。
永遠の日常空間から卒業して仕事に邁進して、それでもまたより強化された日常に還ってくるって構成がまた色々と今年の作品っぽい。
今この時にTVアニメ化したことにきちんと意味が出ていたのは良かったと思う。
最終回は待望の、全編全力注ぎ込んでのライブオンリー？