輪るピングドラム ＃２３

輪るピングドラム 5(期間限定版) [Blu-ray]
全ての希望が燃え尽きるなかで、二人を乗せた運命の銀河地下鉄が動き出す。
あらゆる情報が出揃い最終決戦に雪崩込むラス前・・・なんだけど、あと一話で終わる気しねぇ！！
「冠葉、決着をつけよう」という晶馬のセリフには、テンション上がると同時にいやそういう話なのかこれと不安も高まってきた。
まるで少年マンガの主人公のように冠葉に立ち向かおうとする晶馬、しかしそれはたぶん罠だ・・・！！
一方で冠葉の方の悪のオーラもどこか借り物めいているというか、本質から上手く目を逸らせられている印象。
しかし予想していても、あのサリン事件を彷彿とさせる地下鉄と銀河鉄道の夜がリンクしていくクライマックスには空恐ろしいものを感じたなぁ。
その想像力はあの時代や、現代を語るうえで危険過ぎる。だがその危険さがなければ切り込めない。ギリギリの勝負だな、本当に。
あとはもう観念的なことはともかく、冠葉と晶馬、桃果と苹果の兄弟姉妹の物語に納得のいく意味を与えて欲しいと願うばかり。
っていうか真の関係性が明らかになってみると中心に浮いていたのはやはり陽毬なんだな。陽毬を囲んで四者がどう運命を分け合うのか・・・みたいな形になるんだろうか。