へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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anamnesis
推理小説家、綾辻行人の原作を監督:水島努、シリーズ構成:檜垣亮、キャラ原案:いとうのいぢ、キャラデザ:石井百合子、制作:P.A.WORKSでアニメ化。
本格推理原作に水島努P.A.WORKS、ちょっとノイタミナっぽい組み合わせの妙を感じる企画。
ちなみに水島努はホラー初挑戦と言っているようなので、血Cはスプラッターギャグだった模様。
まずは地方都市の重苦しい空気と不穏な日常を積み重ねていく導入編。
まだ物語の形どころかジャンルすら不明瞭な状態で、それでも視聴者を引き込んでいく演出力が見事。
会話の合間に生まれる奇妙な沈黙、シーン切り替えに挿入される不気味な人形、徹底して低温な画面から伝わる肌触りなど、とにかく技巧的な作りに圧倒される。
水島努P.A.WORKSが組んでホラー作ると確かにこうなるだろうなという納得と、それを上回る新鮮な驚きがあったなぁ。
ストーリー展開はまだ見えないが、オカルト要素はフリだけであくまで理知的な解決のあるミステリなんだろうか?
敢えて綾辻行人がホラーと言っているからにはミステリで割り切れない要素はありそうだが。
ただ中身は明らかにイジメやらスクールカーストやら地方都市の抑圧やら陰鬱なテーマが多そうで、今からそっちの方が怖い・・・。
それと高森奈津美が影のあるヒロインを好演していて、こういうタイプもこなせるのかと感心した。
しかし、あかりちゃんだと思うと存在しないというより本当にただのぼっちに見える・・・。