（新）テルマエ・ロマエ ＃１

マンガ大賞を受賞し実写映画化も控える原作を、ノイタミナで三回だけアニメ化。
監督＆シリーズ構成：谷東、エグゼクティブディレクター：FROGMAN、キャラデザ：武智敏光、協力：GONZO、制作：DLE。
蛙男商会メインのいつものフラッシュアニメではあるのだが、さすがに陣容がいつもより本格的。
いや、長年の経験と蓄積によってもはやフラッシュアニメのレベルを超えた次元に到達したというべきか・・・。
実際画面だけ観ているとフラッシュであることをほとんど意識させないクオリティがある。
それでいて主人公の声だけFROGMANなのが逆に面白くもあるんだけど・・・。
ちなみに全三回ではあるがA・BパートごとにEDがあり話数が明確に分かれていので、実質は十五分ずつ六話になる模様。
本編はテンポの良い展開と適度に気の抜けた作画が基本バカバカしい設定に似合っていて予想以上に楽しい。
ああ、ノイタミナで蛙男ってどうなることかと心配したけど、これは相性ばっちりだ。
それでいてEDでちゃんとノイタミナらしいオシャレ感も出している。原作・ノイタミナ・蛙男の三段活用がこれほど効果的とは驚き。
最近マニアック化してきていたノイタミナとしても久々に一般層を狙える題材を取り扱えたのは良かったのではないかと。
あくまで実写映画の宣伝狙っただけの企画なんだろうと甘く見ていたが、これならシリーズ化すらあり得るかも知れないなー。
とはいえ速攻で飽きられる予感もあるので、とりあえず全三回やり逃げ体制は正解だとは思う。