へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)GON-ゴン- #1

くちぶえピューピュー (初回生産限定盤A)
90年代モーニングに連載されていた無声恐竜マンガを日韓合作でCGアニメ化。
製作は講談社と韓国の大元アニメで、実質の制作はほぼ韓国スタッフ。
まず何よりハリウッド映画と遜色のないCGの質感に驚かされる。TVでこれは普通に凄い。
とはいえ、それはハリウッドで良く見る画面ということでもあり独自の個性が感じられない問題もある。
こういうファミリー層向けのCGアニメはそれこそ世界中で鎬を削っている激戦区ジャンルなので、世界的知名度を持つ「GON」の名前で勝負をかけること自体は理解出来る戦略。
しかし・・・原作そんなに詳しくないのだが元々「GON」ってモーニング連載ということもありファミリー向け作品ではなかったようなので、色々と世界市場向けの改変は激しい模様。
最大の変更は本来セリフなしでの表現にこだわっていた原作に普通にセリフを付けてしまっていることらしい。
一応主人公のゴンだけは「ゴ〜ン」としか喋らないのでニュアンスは出ているんだけど、何か根本的に別物になっちゃってるような。
シナリオ面でも自然界の過酷さといったテーマは出しづらいだろうし、本当に「GON」という名の「マダガスカル」になるだけなんじゃないかという懸念は強い。
日本の眠っていたコンテンツを韓国と協力して世界に売り込む・・・という流れもどこまで上手くいくものなのか。国内よりも世界での反応が気になる。