へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

エウレカセブンAO #20

エウレカセブンAO 5 (初回限定版) [Blu-ray]
誰が敵で誰が味方か、目まぐるしく状況が変化する世界でのアオ達の選択。
ママン生きてたー!!→裏切ったー!!→演技だったー!!・・・の流れがまさに怒涛で何がなんだか。
エレナが裏切りマスクになるネタが象徴しているように、敵味方の変転そのものよりもそもそも敵味方の区分けなんて成立しない混沌を描こうとしているのかな。
対立構造の何もかもが陳腐化していくというか、何か物凄い勢いで解体作業に勤しんでいるような感覚を覚える。
しかし、そうなると当然何を主軸に物語を捉えればいいのかがわからなくなるので、余計にややこしい印象も増すのは仕方のないところか。
トゥルースがようやくロボに乗ってくれたが、あれも逆にライバルとしてはもう役目がなくなってしまったかのように見えるし。
異物であることが存在意義だったトゥルースがついにロボットアニメに取り込まれてしまった末路の姿か・・・。
あとは脱構築された世界で、アオの物語と発端である日本と沖縄の問題にどうケリをつけるかだな。
・・・にしても、結局沖縄を巡るテーマは時代に合致してしまった。それがいいことなのかはわからないが。