じょしらく ＃１３（終）

じょしらく 3(期間限定版) [Blu-ray]
DJCD ガールズ落語ラジオ じょしらじ 其之壱
ラスボス新谷良子襲来、聖地アキバ探索、こんな時代でも笑って終わりな最終回。
一話目は最後にきて全てを破壊するウザンヌ新谷のパワーに圧倒された・・・！！
ウザい演技を期待されて呼ばれるのも凄いし、実際に想像を超えるウザさを発揮するのも凄い。
こうして新谷良子に暴れられると、佐倉綾音も小岩井ことりもまだまだヒヨッコだという印象になるなー。
アキバ巡礼は満を持してのロケーションだったがゆえに、逆にインパクトなかったかな。
もはやアニメの中に秋葉原が出てくることに何の驚きもない・・・。
最後はメガネの全裸サービスなどもありつつ、意外と真面目にしんみり締めていて余韻があった。
つーか覆面って普通にマリーさんより立場下なんじゃねーか。馴染んでてびっくりしたよ。
それにしても最後もまたオスプレイネタが出てきたり、何か上のアニメよりも斬新に政治問題に切り込んでいた気もしたなぁ。
全体では、いわゆる久米田テイストと美少女もののテイストを水島努が職人芸的に捌いていて凄くバランスが良かった。
久米田作品としても水島努作品としても他と比べると相当に毒気は抜けているのだが、そのぶん逆に少ない毒が目立つ形が出来ていたのが上手かったのかな。
胃もたれするほど量はないんだけど、ガツンとした味は楽しめるというか。
そしてそれを可能にしたのは美少女要素の安定したクオリティがあってこそ。JC作画は本当に今回頑張ってた。もうJCだから駄目とは言わせない！！
新人を多く起用した声優陣も大成功だったと思う。特に佐倉綾音、まさかあそこまでハジケられる逸材だったとは・・・。
山本希望と小岩井ことりも将来有望。新人を支えた南條愛乃と後藤沙緒里の芸達者さも素晴らしかった。
しかし・・・領土とか原発とか地震速報とかオスプレイとか、今の日本にはギャグアニメですらまともに触れられない問題が多過ぎる。
もっとこういうの、サウスパークみたいにガンガン切っていくアニメがあったっていいはずなんだけどなー。
原作ストックなさそうだけど、次があるなら更なる挑戦に期待したい。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。