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中二病でも恋がしたい! #12(終)

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TVアニメ 中二病でも恋がしたい! ドラマCD 極東魔術昼寝結社の夏に聞く黙示録
・復活したダークフレイムマスターが不可視境界線を超える奇跡を起こす最終回。
・凸森の中二病卒業と、くみん先輩の中二病化というフックは用意されたものの基本的には勇太と六花のド直球の駆け落ち青春ラブストーリーで決着。
・青春感迸るクライマックスとドラマの熱量は文句なしに素晴らしかったが、そのせいで色々と置き去りに突っ走り過ぎている感覚もあって何か素直に納得しがたいものもあったなぁ。
・特に中二病で繋がった二人が不可視境界線を見て、それから二人の世界に向かうのか外に出ていくのかは重要な部分だと思うのだが、その辺少しぼかされているようで気になった。
中二病も初恋も、狭い世界で燃え上がる点では同じでそれは青春時代には必要なこと・・・というまではきれいにまとまっているんだけど、肝心なのはもう一つ先じゃないのかと。
・具体的には六花が家族とどう折り合いをつけたのかははっきり見せて欲しかった。じいちゃん孫を強奪されて納得したのか!?
中二病からの「卒業」は凸森が担っていたので、六花の問題は恋で一本化したのもあるのかな。
・あと、最後の最後でくみん先輩大爆発でモリサマーが友人A程度になってたのがヒドい!! 今まであんなに頑張ってたのに!!
・ともかく、そうやって色々とキャラの今後に想いを馳せてしまうほどには入れ込める最終回だったってことで。
・全体的にも前半のギャグ重視と後半のシリアス重視の差が予想以上に激しかったのには若干戸惑ったが、そのバランスの悪さが青春と中二病の不安定さにも通じていて物語を豊かにしていたように思う。
・いわゆる「京アニらしさ」を自覚的に盛り込みながら、それを超えようとする技術と志の成熟を感じさせる部分も個人的には興味深かったな。
・前回感想でも触れたけど、「氷菓」と対極だと思っていたら表裏一体だったという・・・。これはもう方向性として必然なんだろうなー。「たまこまーけっと」ではそれがどうなるか。
・あとは何といっても内田真礼赤崎千夏上坂すみれのフレッシュさと底知れぬ可能性が炸裂する様子が毎回非常に楽しかった。
内田真礼は勿論だけど、赤崎千夏上坂すみれに意外な器用さが秘められていたのには本当に驚いた・・・。
・スタッフの皆様、お疲れ様でした。