まおゆう魔王勇者 #9
メイド姉、魂の叫び。
魔王に化けたメイド姉がその姿のままで自身の主張を自身の言葉で語る、壮絶な演説シーンの完成度は文句なく素晴らしかった。
戸松遥の今までの仕事のなかでも突出して難易度が高い芝居だったと思うのだが、あれほどの熱意で演じ切ってみせるとは・・・!!
最近の戸松遥はナチュラルな演技が魅力になっているとは思っていたが、ここまで演技派に進化しているとは正直思わなかった。
それと演出面でも、舞台設定といい見せ方といい意図して演劇的なものになっていて、それがセリフの一つ一つを際立たせ状況を美しく整理していたように思う。
普通だったら異端審問があんなに簡単に逆転するとは思えないし、嘘くさい描写になりかねないところだっただろうが、演劇台を設定することで良い意味で現実感が薄れていた。
それにしても・・・作戦失敗するし見てるだけだし、勇者が相変わらず役に立たないなー。
救出前にメイド姉がSMプレイされるのも計算のうちだったの?