僕は友達が少ないNEXT #9・10・11
9話。小鷹と星奈の婚約発覚と、夜空のパクリ脚本発覚。
婚約騒動で深刻なダメージを受けたところでパクリが露見する夜空への追い込みがヒドい!!
しかも、それらが基本的に全て自業自得だってのが残念通り越してクズいよなぁ・・・。
小鷹と星奈の礼拝堂でのやりとりは、神前で星奈が誘ってるように見えるシチュエーションがエロかった。
いや、実際にあれは星奈の本音を考えると複雑なものがあるんだろうけど・・・。
あと伊瀬茉莉也の新キャラは、隣人部を客観的に捉える視点をここで入れてきたってことなのかな。
10話。腐れパクリ野郎への制裁撮影と、小鳩の学園祭と、理科からの痛恨の一撃。
夜空のエロ衣装撮影会は珍しく夜空が素直に可愛く見えてて、逆に好感度上がってたな。
しかし理科のCG合成技術があれば、別に生身の撮影しなくても全部CGでいいんじゃないか!?
作業室での飾らない雰囲気の理科はこれまでのどんなイメチェンよりも輝いていた。やはり女の子は素顔が一番なのか・・・。
小鳩が実は学校で超人気者なのは、納得だけど何か理不尽な気もしたなー。可愛ければ中二病でも許されるという風潮!!
そして、マリアと小鳩の関係がそのまま小鷹の問題に跳ね返っていくクライマックスは見事。
小鷹は隣人部の心地良い関係性を崩したくないってことなんだろうけど、それをモテている側の男が言うのは反則だよなぁ。
11話。必殺、何だってキャンセル発動!!
というわけで、ついに星奈に告白された小鷹が最低最悪の逃げを打つラス前。
あの「え、何だって?」キャンセルはハーレム主人公の特殊能力をメタ的に糾弾する形にもなっていて面白い。
そのあと予告で理科が主題歌の意味をネタバラシするのも良く出来てたな。
理科のダウンによる学園祭スルーで、周囲の評価も何も気にせず身内での共感を第一にする隣人部のメンタリティを描いておいたうえで、ついに時限爆弾を炸裂させる構成も狙いが見事にハマっていた印象。
学園祭スルーを笑顔で描く展開にはさすがに結構びっくりさせられたなぁ。ああいう友達優先の感覚って今の時代には広く共感される類のものなんだろーか?
とにかく残り一話だが、こうなると誰を選ぶかといったラブコメ的な命題は本当にどうでも良くて、小鷹を中心とした隣人部の病理にいかにメスを入れるかに集約されそうだな。