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生徒会の一存Lv.2 #9・10(終)

生徒会の一存Lv.2 Blu-ray 第2巻
生徒会の一存Lv.2 Blu-ray 第3巻
9話。ラスボス、幼なじみと一緒に温泉へ。
小清水亜美演じる幼なじみの、腹黒ラスボス感はなかなかゾクッとくるものがあった。
杉崎ハーレム構想に対する糾弾はこの作品のみならずラノベハーレム系へのメタな指摘になっていて、原作ではかなり踏み込んだ描写だったらしいのだが、アニメだとその辺は少し弱まっていた印象。
今期は他にも「はがない」やら「俺修羅」やら「GJ部」やら、メタハーレムなラノベアニメが揃っていて、ニコ生先行放送で先出ししてしまったこの作品は逆に目立たないというのもあるが。
温泉での生徒会のドタバタや最後のラスボス言葉責め対決なんかも、もうちょっと派手にやってくれても良かったかな。
入浴サービスもEDの一枚絵が一番賑やかだったような・・・。


10話。生徒会の卒業式を描いて最終回。
3月放送だからというのもあるがこちらも今期は卒業式ネタが揃っていて、先行放送のメリットが消えてたな・・・。
杉崎からの生徒会メンバーに送る別れの言葉は、近藤隆の誠実な芝居もあって感動的だった。
しかし・・・仕方ないんだけど、言葉は第一期からの流れを踏まえているのに中の人が変わっちゃってるのが最後の最後でまた気になってしまったなぁ。
そこは切り離してキャラと物語に浸る・・・のも、この作品のテイスト的にかなり難しい。もどかしい。
まあ、そういう外部の事情を除けばきれいにまとまった良い最終回だったのは間違いない。
全体的にもこの第二期は、先行放送にしろスタッフ&キャスト交代にしろ得になっている部分がほとんどなくて辛かった。
美名も野水伊織も充分過ぎるほど頑張っていたけど、やはり作品を支えたのは近藤隆であり本多真梨子であり富樫美鈴であり・・・あと何故かレギュラーメンバーより目立っている能登麻美子だったわけで。
こればっかりは本当に、難しいシリーズになってしまったとしか言いようがない。
あと、そもそも第一期の頃は新鮮だった部屋でダベっているだけのスタイルが、今やそれほど珍しくなくなってしまったのも大きかったな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。