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キューティクル探偵因幡 #10・11・12(終)

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10話。ヤギ園で偽ヤギさんと対決する話。
とりあえず、この世界におけるヤギって何なんだと改めて疑問が・・・。
ネコヤギなんかは意外と可愛い気もしたけど、要するにキメラだよなあれ。
等身の高い偽ヤギさんが出てくる辺りの映像的な出オチ感もなかなか凄かったな。


11話。聡明の部下、秋吉とヤギさんの獄中での友情。
刑務所での立場の違うマフィア同士の友情話を、わりと本気でやっていて素直に感動的だった。
秋吉が狼だったと知ったヤギさんの魂の叫びが普通に泣ける・・・!!
あの声のまま、ちゃんと痛切なニュアンスが出せる大川透も凄かった。


12話。キューティクル探偵の怪盗化と、ダークフレイムマスターの就職活動で最終回。
前半で一応、因幡が主人公らしい活躍・・・というか暴走はしていたものの、最終回の主役完全にダークフレイムマスターじゃねーか!!
もう福山潤中二病キャラやってるだけで反則だよなー。ルルーシュのイメージも遠くなってしまった・・・。
しかし、どうでもいいキャラが最後をかっさらっていくというネタ自体は面白かったものの、わざわざ最終回でやることを納得させるほどの面白さが出ていたかというと微妙な気が。
最後くらいは普通にオールキャラで和気あいあいと終わっても良かったのでは。
全体としても、ギャグに特化しているのかと思えば突如ヘヴィな設定が顔を出したりと、どことなく不穏さが目に付く作品だった印象。
ギャグなのに常に身を任せきれないこの世界への不信があるというか・・・。
キャラの関係性が入り組んでいる点も含めてそこがハマれば魅力にもなるのだと思うけど、個人的には手軽に触れると怪我をする感覚に最後まで馴染めきれなかったなぁ。
ただ、この作品に関してはとにかく大川透が喋っているだけで結構満足してしまうところはあった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。