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はたらく魔王さま! (2013春)

はたらく魔王さま! (1) (初回生産仕様:和ケ原聡司書き下ろし小説(250ページ超)同梱) [Blu-ray]

基礎情報

監督:細田直人、シリーズ構成:横谷昌宏、キャラデザ&総作監:碇谷敦、
美術監督:高峯義人、音響監督:明田川仁、音楽:中西亮輔
制作:WHITE FOX (参照サイトWikipedia


電撃文庫ラノベ原作のTVアニメ化。
2013年前後には「はぐれ勇者の鬼畜美学」「まおゆう魔王勇者」「戦勇。」「勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。」など、いわゆる魔王勇者ものと言われる作品群が一挙にアニメ化されるムーブメントがあり、本作もそのうちの一つと位置付けられる。(ラノベを中心にこのカテゴリーは現在もなお増加傾向)
監督は「未来日記」で新境地を開拓した直後の細田直人

本放送後ツイート(BS日テレ木曜26:30)



はたらく魔王さま!初回終了。うちの地域じゃBS日テレでしか見られないこともありノーマークだったのだが、何だこれ面白いぞ!? 魔王もののパターンを使いながらも、日常ドタバタの組み立てが凄く上手い。これ今期ダークホース候補だな。


(2・勇者、仕事優先で魔王城に泊まる)
ツイートなし。個別感想参照。


(3・魔王、新宿で後輩とデートする)
ツイートなし。個別感想参照。



はたらく魔王さま、終了。意外と真面目に震災アニメだった……。あくまで作中では阪神のことだけどアニメ化するのに合わせて色々と考えはありそう。しかし漆黒の羽根をはやした下野紘って何かそれだけでギャグっぽくて困る。


はたらく魔王さま、終了。OPも完成して最終決戦でいい最終回だった。破壊描写を中心にアクション作画も素晴らしかったが、顔芸の自由さもキャラ立ってて面白かったなー。勇者さん顔だけ見ると完全にやさぐれた元ヤンだよ。


はたらく魔王さま、終了。魔王城の同棲生活はやっぱ腐った妄想の餌食なんだな……。ルシフェルが早速神にーさまみたいになってきたところに、ここにも東山&かな恵コンボで色々シンクロ。それとED完成版が幻想的で予想外。


はたらく魔王さま、終了。ファミマ店員最強伝説……!! 戦闘がシャープでカッコよかっただけにバイトの有能さが輝きまくってた。それにひきかえ勇者は本当にストーキング以外、使えないな。二段弁当で大混乱するちーちゃんのノリも見事。


はたらく魔王さま、終了。顔芸作画がどんどん自由になっていく……!! ちーちゃんはどんなに崩しても可愛いから便利だなー。和服も正体バレた途端にドジっ娘になって伊藤かな恵キャラらしくなってきた。そして今回も券売機やコーヒーのディティールが無駄に細かい……。


はたらく魔王さま、終了。実に健全な労働アニメだな!! しかし派遣勇者ってどっかで聞いたことある気がする。OL友達がここまで重要キャラになるとも思わなかったし、やってることはシンプルなのに意外と先が読めない。で、このタイミングでBS日テレは一週遅れになると……。

10
はたらく魔王さま、終了。こっちも巨乳ハンバーガー!! 一週待たされたぶん、ちーちゃんの胸がよりありがたいものに。勇者も、あれは別に悲観するほど悪くないと思うぞ。あとサルのせいでワニが逃げ出す流れの、強引なのに妙に理にかなってる演出はこの作品らしい丁寧さで興味深かった。

11
はたらく魔王さま、終了。ちーちゃんの圧倒的論破力に震えろ!! 戦闘力やら何やらは置いといて、この作品で一番強いのはちーちゃんなんだろうなー。女キャラ三者三様の在り方が引き立ついい修羅場だった。そして勇者は見せ場のバトルでまた負ける……。

12
はたらく魔王さま、終了。漆原がカッコいいアッパーを放っている時にマント探してて役立たずに終わる芦屋こそが真の勝者。バトルの激しさと、それを阻害しない軽妙なギャグ会話のバランスが非常に独特で面白かった。テンポの管理が上手いのかな。

13
はたらく魔王さま、最終回終了。息詰まる衝撃のラストバトル!! 巨悪を前に絶体絶命の危機を迎えたその時、火を噴く最終奥義クーリングオフの威力を見よ!! ……こんな内容を最終回に持ってくるところがこの作品のコンセプトを明確に主張していて素晴らしい。

追記

2013年を象徴する魔王勇者アニメ&お仕事アニメ、双方の特徴と魅力を兼ね備え作画・演出・声優といった各種要素も極めてハイレベルにまとめられた秀作。
キャラだけ取っても語れる、作画オタクも唸らせる、社会派テーマも匂わせる、頭空っぽにしても楽しめる、ちーちゃん可愛いと言ってる横で真奥×芦屋で盛り上がる……などなど、本当にあらゆる平均値が総じて高く隙がなかった。
ただ、それゆえに1クールで満足してしまって続編への機運がなかなか温まらないのかな。やるとしたら原作完結に合わせて第二期ってパターンだろうか?