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白銀の意思アルジェヴォルン

基礎情報

監督:大槻敦史、シリーズ構成:佐藤竜雄、キャラデザ:岡勇一
美術監督:中村典史、音響監督:明田川仁、音楽:中川幸太郎
制作:XEBEC(参照サイト、Wikipedia


大槻敦史、岡勇一、XEBECという「ToLOVEる」なチームで何故か始まったオリジナルロボットアニメ。
シリーズ構成に「機動戦艦ナデシコ」の佐藤竜雄が入っているものの、全体にこれまであまりロボットアニメとは関わりのなかったスタッフが中心に据えられている。それでいて中身はひたすら地味な軍隊内での人間関係ドラマに徹しており、いわゆる「ボトムズ」系すらも華やかに思えるほどロボットアニメ的な見せ場には乏しい。
しかしながら、会話の間を重視した実直な語り口には不思議な魅力もあり、単にロボットアニメという枠組みで判断するのが難しい珍しいタイプの作品に仕上がっている。

本放送後ツイート


白銀の意思アルジェヴォルン、初回AT-X終了。テンプレをなぞった展開なのに、その悉くで主人公とヒロインの好感度を下げてくる謎。戦場の一般兵視点に絞った話作りと主人公&ロボの雰囲気が決定的にズレているので、狙ってるとしたら二話以降に何か仕掛けてくるのかも。脚本サトタツも気になる。


アルジェヴォルン、録画視聴終了。ヒロインの方がよりウザいおかげで主人公の株アップ。一話の甘ちゃんのまま進むのではなく、兵士として成長するタイプだったか。甘さはヒロインが肩代わりして二人三脚でいくならバランス取れそう。あとしばらく逃亡劇の展開なら本当にアルドノアといい対比になるな。


アルジェヴォルン、終了。こっちの櫻井は三話を越えて生存。機体のアーマーパージとか落石と砂埃の描写に凝った崖崩れ作戦とかビジュアルの見応えは相当なものなのだが、何か戦闘の危機感が伝わってこないのは主人公の甘さのせいだけなのか……。会話劇はミリタリーらしい魅力あるんだけど。


アルジェヴォルン、終了。OP完成した……いや、劣化した!? 本編もせっかくのシャワーにデカデカと修正入れるしウリがなかなか機能しないなぁ。地味な会話劇と説明の回だったが、隊長の部下タラシな感じは若干の怪しさも込みでよかった。姉絡みで因縁出てくると話が更に内向きになりそうだが。


アルジェヴォルン、録画視聴終了。大胆な告白→冷静にスルー。確かに主人公の好感度はちょっと上がったが、シスコンで直情型でデリカシー皆無の鈍感って、もうどうしようもないな!! 作戦内容に沿ってか、途中のコミカルなシーンまで低温演出でまとめていたのは結構独特な面白さがあった。


アルジェヴォルン、終了。あっさりフリーズする主役ロボ、閉じ込められて役立たずな主人公の為ヒロインが戦場を駆ける。いくらでも面白くできそうな状況設定なのに相変わらず脚本演出が低温。案内役の兵士は絶対死ぬと思ったのに……。その代わりジェイミーのキャラには等身大の魅力が出てきたかな。


アルジェヴォルン、録画視聴終了。リゾート地デート回。三人娘に本気喘ぎさせる高級スパ恐るべし!! 今回は脚本演出の精度が高く、息抜きだけでなく社会情勢やライバルとの邂逅など多岐に渡る見せどころを的確に捌いていて非常に面白かった。しかし姉ちゃん、実はリムにされてそうな声だな……。


アルジェヴォルン、録画視聴終了。奇襲潰しの奇襲作戦。思い出の場所を破壊しながらライバルと激闘を繰り広げる熱いシチュのわりには相変わらずの地味バトル。普通なら覚醒必殺技の一つも出していい話数なのに、ナイフで刺すだけかよ!! だがこの地味に積み上げていく感じは嫌いじゃないんだよなぁ。


アルジェヴォルン、録画視聴終了。敵基地先制攻撃作戦。ヒロイン抜き、ライバル側のドラマに軸を据えた本格派の戦場アニメをやっていて今までで一番見応えのある内容だった。兵士の死体に爆弾は基本!! ただ歩兵の描写がリアルで魅力的になるほどロボの扱いが難しい。結局前回に続きナイフ最強だし。

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アルジェヴォルン、終了。思いっきり日本な温泉町での防衛戦。世界観が未だにわからないのだが、日常が戦場と化す感覚を表現するにも唐突に温泉サービスするにも上手い設定ではあったな。家に隠れてロボを狙撃するシチュも熱かった。とはいえ今回も基本は指揮官不在の苦い退却オチなんで地味は地味か。

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アルジェヴォルン、録画視聴終了。上官を殴るのはこの部隊の基本!!……らしい。ほぼ会話劇のみで構成された内容だったが、前半の小山力也の曲者感、後半の飲み会での各キャラ同士の距離感など演出は丁寧で退屈しなかったなー。部隊のこの仲の良さは2クール目への嫌な伏線に見えるが。

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アルジェヴォルン、録画視聴終了。過去の悲劇、その真実。寡黙なサモンジの言葉や表情の僅かな変化でその激情の流れを見せているのが非常に上手かった。姉とベットイン済みであることを示すセリフの応酬とか洋画的でよかったなー。無人機暴走は主人公機の特性にどう繋がるのか。Gビット追加とか?


アルジェヴォルン特番、録画視聴終了。普通の総集編かと思っていたので実写コーナーメインの特番で驚いた。主演の二人が演じるキャラの精神年齢の低さを自虐していたのには、やっぱ序盤の展開は中の人も色々気にしてたんだなと納得。あと岡勇一の映像初めて見たけど未だにToLOVEるの印象が強い。

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アルジェヴォルン、先週の録画視聴終了。内田真礼な新ヒロインを守る為、シンクロ率70%突破!! 動作はカッコよかったけど、ここまできて覚醒の表現が凄くスムーズに動くだけなのも徹底してるな。後輩真礼が普通に健気ないい娘なんでラブコメの盛り上がりも期待したいが……悲劇要員じゃないよね?

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アルジェヴォルン、終了。ビゾンさんが黒いライバル機で帰ってきたー!! アルジェの超運動性能をそのまま意趣返しした単独突破は、無双忍者キャラみたいになってて面白かった。敵が強くて味方が無能だと盛り上がる。それとEDだけ変更。何故、パンツ見せるところだけ動く!?

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アルジェヴォルン、終了。トキムネ暴走。別に機体が強くなるわけでもなくひたすらトキムネが発狂し、隊長達も取り乱すでもなくひたすら事態を見守り続けるしかないという冷めた状況描写が逆に怖くて独特の緊張感を生んでいた印象。しかしこの展開ならアバンは前回のヒキに仕込んでおいて欲しかった。

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アルジェヴォルン、終了。トキムネ搭乗禁止を巡る人間模様。粛々と状況を描きながら、不穏に始まったトキムネとジェイミーの関係が修復されるまでの話を実に地に足のついた演出でまとめていて、この作品の特色である「地味に面白い」が凄くいい方向に出ていたなぁ。で、予告でネタバレですか!?

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アルジェヴォルン、終了。OP変更とともに主人公覚醒回。といっても相変わらずバトルはナイフでチャンバラだが、今回はいつもの暗い情景が朝焼けで拓けていく演出含めてドラマとバトルのシンクロが素晴らしかった。隊長が「敗北」を認めるオチまで細部まで非常に神経通った脚本もよかったな。

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アルジェヴォルン、終了。両勢力の腹芸大会。見るからに癖のあるおっさん&メガネ達の持って回った会話の数々は相当面白くはある。あるけど、改めて誰得なんだ!? もうちょい浅沼メガネとか美形キャラでもよかったんじゃ……。あと、他が冷静に進行しているぶんビゾってる人だけギャグに見える。

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アルジェヴォルン、終了。第八部隊、最後の晩餐。最後にとりあえず副長と一発ヤッてから去っていく隊長は男らしいのかクズなのか……!? 隊長が無人機暴走させてラスボス化まではいいとして、ビゾった人やら上の政治劇まで果たしてまとまるんだろうか? 結局、隊長が全て背負って死ぬしかないのか?

20
アルジェヴォルン、終了。サモンジさんの量産機投入によって変わる戦場。厭戦気分の募る状況と戦いの中でしか生きられない男達、そんな男達の世界と触れ合う女達……と、終盤に差し掛かっても更に地味なドラマ語りが加速。しかし各キャラへの視点の丁寧さにはもうこの路線でやり切る覚悟を感じるな。

21
アルジェヴォルン、先週の録画視聴終了。和平反対派のクーデター。主人公組はダラダラした厭戦感が漂っているので、あんな演説に乗せられる兵士が結構多いというのは何か違和感。前線の兵士よりも本拠地警備の連中が乗ってるだけなのかな……。そういう戦場各所での温度差が見えるのも興味深くはある。

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アルジェヴォルン、終了。MAP兵器でアルジェを鹵獲した隊長を、みんなで一緒に殴りに行こうか!! どうするのかと心配してたが、第八部隊はあくまで政治も戦争の行方も関係なく隊長への想いだけで動いていくってのは筋通ってるし熱くて好きだなー。最後にきて愚連隊なノリになったのは歓迎。

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アルジェヴォルン、終了。どいつもこいつもオープン回線でイチャイチャしながらサモンジさんの尻を追う。ラスト直前とは思えない地味さだが、もはやそれが個性。無人機の進撃に合わせて敵味方の心理の変化が加速していく流れは、わりと苦し紛れの構成のようで意外とハマってたと思う。

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アルジェヴォルン、最終回終了。あ、ついにロボットアニメであることを完全放棄して終わった……。まさか主役機取り戻したのにワンパン叩き込むのが精一杯とは。ライバルは勝手にビゾン発狂死、サモンジさんはフラれて落ちぶれ、つまりは女に見捨てられるような男のロマンに走っちゃ駄目ということで。