へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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ラーゼフォン

ラーゼフォン DVD-BOX ラーゼフォン CD-BOX
DVD−BOXは3月23日発売予定。
CD−BOXは4月4日発売予定。


放送中と放送後で、世間の評価がだいぶ変わったという印象がある。
作画クオリティーの高さはともかく、脚本や設定に関して
この作品が本放送中あまり評判良くなかったのは間違いない。
筆者としてもかなり否定的な見方をしていたし、
最後まで行っても結局重要な歯車が噛み合わないまま
終わってしまったという感想だった。
それが、終了後になって語り直されるようになると、
随分と好意的な意見を目にすることが多くなった。
たぶん、エウレカ京田知己監督による劇場版の評判が、
TV版の不調を呑み込み逆転させる形で好評価だったことが
影響しているのだろう・・・とずっと思っていた。
わかりにくかったTV版が再編集され本質テーマの
理解が容易になったことで全体のイメージも上がったのだろうと。
しかし最近、「ブルーフレンド」は傑作だというように、
TV版自体を再評価するような意見も見るようになってきた。
個人的に「ブルーフレンド」はまさにラーゼフォンという作品の
「噛み合ってなさ」を示すエピソードで、
それゆえ作品を代表するエピソードではあるが、
傑作というのとはまた違うんじゃないかとは思うんだけど、
目立つ批判的意見が引っ込んできた今になったことで、
元から良いと思っていた人達の言葉が浮上してきたのかも知れない。
本放送を見ていた年齢によってもかなり評価が違う可能性もある。
筆者の年代だとどうしてもエヴァコピーという認識が
抜けないのだが、エヴァの洗礼をそれほど浴びていない世代ならば、
ラーゼフォンをよりクリアに評価出来るのかも。
・・・こうして考えていくと、意外と語り直せることが多い。
その辺が再評価運動の中心にあるのかな。
とりあえず、スパロボMXの「歌いなさいライディーン」には笑った。