へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(TVK)シゴフミ #10

シゴフミ 一通目 [DVD]シゴフミ 二通目 [DVD] シゴフミ オリジナルサウンドトラック
オタクで余命幾許もなくゲームグラフィッカーの職も辞めて
親戚の幼女を連れて歩いていたらケンカに巻き込まれ幼女誘拐犯と誤認逮捕され、
もう駄目だこんな人生!!・・・と思ったら幼女がやっていたゲームが
自分の作った奴だったんでそんなに悪くない人生だったぜ、という話。
・・・最後、感動的にまとめているから何かごまかされそうになるが、
冷静に考えると物凄く酷い話だと思うぞこれ!!
そんなに視聴者に対して刃を突き付けることないじゃないかー!!
今までのヤンデレ話や自殺話やイジメ話以上に、
佐藤竜雄大河内一楼が鬼の本性を全開にしてきたよーな気して仕方がない。
というか、作っていたのが「ぶつ森」チックなやつだったから格好ついてるけど、
もしエロゲーのグラフィッカーだったりしたら
どうにもなってないよなー、この話・・・。
ラストの、ゲームを作って男は救われたという流れでありながら、
リセット可能なゲームの電源を切ることで幼女が現実の死を知るという、
ゲームを肯定してるんだか否定してるんだかわからないオチにも戸惑う。
何か警察の描写にしてもゲームというものの扱い方にしても、
噂話やコスプレ的な店に耽溺するおばちゃん達の描写にしても、
わかっていてわざとやっているに違いはないんだろうけど、
相変わらずあまりにも描き方が画一的で挑発的なのが気にかかる。
この作品は一体何と戦ってるんだろう・・・?
現代社会と? 業界と? アニメファンという人種と?
それともそんななかに埋没しそうになっているスタッフ達自身と?
とりあえず色々と凄いことは確かだが、未だ作品の正体が掴めない・・・!!
最後に眠っていた文香が目を覚まして、さて残り話数で何を描くのか。
文香が実は一番黒い奴だったとかそんな救いのない話になったりするのかなぁ。