TARI TARI #6
TVアニメ TARI TARI ミュージックアルバム~歌ったり、奏でたり~
和奏の母親への悔恨が周囲の優しさで解きほぐされ昇華される話。
前回の台風、あれで終わりだったのか。ともかくまさに台風一過といった趣の爽やかな展開には素直に感動させられた。
普段以上に各キャラ同士の会話劇だけで成り立っているのだが、その距離感や情感の映し方が実に上手い。
特に父親との関係性は、ベタベタし過ぎないこの年頃らしいリアリティを保ったレベルでバランスが取られていて感心した。
料理の話題とか、ちゃんと伏線として機能させつつそう感じさせない自然さで描いていたんだな・・・。
ピアノ捨てるわけないだろうのところは、そりゃそうだよねと思いつつも親父のカッコ良さに痺れた。
ラストの合唱から特殊EDへ入る流れも、まさに良い最終回だったというノリ。
一瞬、あの場に教頭が乗り込んできてその歌止めろと言い出すヒキもあるかなと考えたのだが、この作品そういうぶち壊し方は避けるのかな。
もし岡田麿里脚本だったらやってた気もするけど・・・。