ヨルムンガンド PERFECT ORDER ＃１１

・ココという怪物の舌から逃げ出したヨナ。だが・・・。
・ココの本音ぶちまけには凄味も狂気もあるが、それ以上に世界の矛盾を一身に浴び続けたがゆえの返り血の濃さみたいなものを感じたなぁ。
・もはやココという人格が喋っているのか、それを生み出した矛盾そのものが牙を剥いているのか良くわからないというか・・・。
・そんなココと距離を置いたヨナの賢さは確かに正しいはずだが、大人達はそれすらも暖かい目で掌握し続ける。その優しい庇護が一番恐ろしい。
・未だに世界に希望を持っているヨナと、絶望しきったうえで空笑いを続ける他の連中との差なんだろうか。
・他の仲間連中がココを否定しない・・・どころか、七十万人殺すことを本当に必要経費程度にしか考えていなさそうなのが凄い。
・みんなが良い奴だってことをこの物語を観続けた者は知っているわけで、だからこそこの乾き方には戦慄する。
・そしてココ側に感情移入してしまった者はもう共犯者なんだろうなぁ。