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【日々適当】GATEの話……をするのはまだ止めておこう

 

「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」 Vol.1<初回生産限定版> [Blu-ray+CD]

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 ネタも時間もない。

 昨日……というか今日の朝方、録画消化とニコ動の配信でようやく「GATE」の最新6話に追いついたのでその話題でも出そうかなと考えていたのですが、現時点ではどうやっても複雑で答えの出ない話にしかならないし、所詮はまだ6話段階でしかないのでここでストーリーや演出の構造に突っ込んでいってもあまり意味がない気がしてきた。

 この作品、実はこういう意図を持ってやっているのかな? といった気付きのポイントが話数を重ねるごとに増えていくのですが、だとしたらMXを中心とした世間から一週遅れるBS11組が何を言っても仕方がないというか……。

 しかし今日の更新ネタは他にない。仕方がないので備忘録として現状答えも何もないちょっと気になっている点だけ羅列しておきます。

 たぶん、読んでもまったく面白くない意味不明な記事になっているのであしからず。

 

・取っ掛かりとして一番謎なのが、この作品の声優の演技のテンションは一体どういうことなのかという問題。

・諏訪部順一をはじめとして過度に明るく暗さや深刻さを極力排した演技がされているが、あの感情の支点を欠いたかのような演技全体のプランを誰が組んでいるのか?

・音響監督は「プリティーリズム」「ラブライブ!」から継続して京極尚彦とタッグを組んでいる長崎行男だから、当然その流れであの演技が出てきている。つまり「ラブライブ!」的なものが応用されている?

・少なくともあの声優陣の芝居が生み出している雰囲気は特に「劇場版ラブライブ!」に近い、舞台演劇的な作用をもたらしている。

・つまりこの作品の基本ラインもまた演劇的というか、「再現ドラマ」風味なのではないか?

・つまり、直接そういう風には描いていないが声優への演技指導や演出の効果の段階で「これは実際に戦争しているのではなく、実際にあった戦争を再現した映画か舞台かそれこそアニメ化なんですよ」というフィルターを一枚噛ませて、作中で描かれている出来事の生々しさからメタ的に距離を取っているのではないか?

・だとすると兵器そのもののリアリティと効果のリアリティに意図的なズレがあるのも納得できる。つまり「撮影時には」本物を使って、「着弾した際」の爆発や吹っ飛ぶ人間は当然CGです、みたいな体裁で、あくまでそういう体裁で、演出が思考されているのでは? だから破壊後のセットの方は妙にリアルに作り込む、みたいな。

・しかし、だからといって「本物の自衛隊が戦争をしているわけではない」とまでバイアスをかけているとも思えない。そこまですると作品の迫真性が完全に死ぬ。

・なのでやはり「再現ドラマ」、実際に第二次世界大戦があったうえでの「プライベートライアン」、ベトナム戦争があったうえでの「地獄の黙示録」、という戦争映画の当然のメソッドに乗っているだけとも考えられる。

・GATE事件は本当にあって(これが原作に当たると思考しているのかも知れない)、しかしこのアニメは従軍してそれをドキュメンタリーで捉えたものではなく、関係者の証言や資料に基いてエンタメとして再構成した映画です、という感覚。

・そしてその映画には「本物の自衛隊」が撮影協力をしているので、自衛隊を悪者のようには描かないし最大限カッコよく見せる。見せるが、戦争映画なので、それはもちろん戦争の狂気や悲劇によって壊れていく軍隊の真実も描きますよ、という体裁。

・ただこの現実との距離の置き方については、ひたすら監督の資質なのかスタッフ一同の意思統一された高度な戦略なのか、はたまた単なる勘違いなのかまだまだ全然わからない。

・この6話までの状態で今後いきなり一気にキャラの内面に迫るシリアスな演出・芝居が出てくると「壁が破れた」ような印象が出て、恐らく無茶苦茶効果的になる。そこまで見越して現在は抑えているだけなのかも知れない。その辺は本当にわからない。

・結局、京極尚彦ってこれだけ大ヒットを飛ばした監督なのに監督名で語られるタイプの人になってないってのが一番よくわからないんだよなー。何か未だに本性見せてない気がする。そのクレバーさだけは感じるんだけど。

 

 わからない。以上、意味のない文章でした。アニメ見てる時、大体こんな仮説にもなってない妄想が脳内を駆け巡っていて一瞬で忘れます。

 適当に終わり。