ギャラリーフェイク ＃３７（終）

メトロポリタン美術館の、華やかな夜と
それを支える誇り高き裏方達。
サラの出番すらなく、フジタ一人で
メトロポリタン美術館の表と裏を紹介する。
それは同時に美術界の表と裏の顔であり、
フジタというキャラの表と裏でもある。
作品のメインテーマのみを抽出した
シンプルイズベストといった感じの最終回だった。
３クール通しても、非常に堅調な作品に仕上がった。
第一話の分割演出はどうなることかと思ったけど、
すぐにそういう目新しい演出から
堅実な演出に路線を切り替えたのが功を奏した。
石坂浩二のナレーションが番組の格のようなものを
底支えしてくれたというのも大きいと思う。