【デレマス2nd適当感想】アイドルマスターシンデレラガールズ特別編・他、お前にご用意するチケットはねえ!!
TVアニメ アイドルマスター シンデレラガールズ G4U!パック VOL.6 (初回限定特典ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」の限定アイドルが手に入るシリアルナンバー同梱)
- 出版社/メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
- 発売日: 2015/11/26
- メディア: Video Game
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厳正なる抽選の結果、残念ながらチケットをご用意することができませんでした(訳・お疲れ様でした)!!
というわけでシンデレラガールズ特別編成の第一弾「Road to LIVE」が放送されたわけですが、相変わらず突然に用意された穴埋め特番とはとても思えない豪華な撮影場所と凝った構成で、やっぱりこうなることは最初から想定済みだった疑惑が拭えない……!!
謎の三ヶ月の空白もそうだが今回も代々木BDの宣伝を完璧にこなしていて、商売全体としてはまったくダメージを負っていないどころかむしろ転ぶたびに金を拾っている感じさえする。AmazonのDVDランキング、値下げ幅が増したこともあって一位になってるんですけど!?
特にCD毎週販売のスケジュール考えるとコロムビアには得しかないと思うのだが、一体どこまで不可抗力でどこから計算されたリカバリーなんだ……。
いつもながら謎しかないシンデレラガールズですが、この一週間は東京ゲームショウでの複数ステージにデレラジAでのオマケ合わせて五十分近い23話語りに「私色ギフト&HeartVoice」CD発売にG4U!パック&BD五巻発売(konozama中)に「スターライトステージ」での初イベント開始にと、アニメ休止も意味を成さない情報ラッシュ。
これにミリオンライブ!の3rdツアー出演者発表とSideMの公録イベントが重なり合うことでアイマス全体の動きも、もう本当に整理がつかないことになっている。
なので今回は23話の語り残しも含めて自分なりの解釈でラスト二話と今後のアイマスの動きについて箇条書きでまとめておきます。あくまで大量の情報を記憶頼りに引っ張り出しているので細かい間違いはあると思いますので、あしからず。
・23話の裏話あれこれ
・Bパートの三人の掛け合いは、テストなしの一発録り一発OK!!
・これはテストで全て出し尽くしてしまう……と大橋彩香が不安になっていたところ、音響監督の藤田亜紀子が男気全開でテストなし本番を宣言したらしい。これまでも藤田亜紀子がアフレコ現場で絶大な信頼を得ている話は伝わってきていたけど、やはりアニメ「シンデレラガールズ」の持つ独特のカラーへの影響度では監督の高雄統子と音響監督の藤田亜紀子がツートップっぽい。
・卯月がどう泣くのかについてはその瞬間まで演技プランがなく、演じてみたらあの子どものような泣き方になったとのこと。
・個人的にはあの瞬間、「ファンタジスタッドー!!」のコールが脳内に鳴り響いた。大橋彩香の本当の「普通の女の子」演技は島村卯月ではなく鵜野うずめで、やはりあの瞬間まで無意識に島村卯月は「島村卯月」を演じていたんだ!!……というのがそれだけでもわかる。ファンタジスタドールは偉大。
・福原綾香は凛がキレる際の芝居に「男っぽさ」を込めたそうなのだが、そこで「男の人は本気で怒ると情けない声になる」という分析をしていたのに無茶苦茶感心した。男性が考える「男らしさ」とは真逆のところから発想していて、そこが男らしさと女の子のリアルさが同居する渋谷凛の魅力の支えになっている。
・原紗友里はノープランで挑んだと言っているが、これに関しては本人の性格を考えると照れ隠しの可能性もありどこまで事実なのかは不明。ただ、あのアドリブで受けている感覚は未央が「秘密の花園」で演技に目覚めた点と上手くシンクロしていて興味深い。
・卯月と凛が生身をさらけ出してグチャグチャになっている状態で、未央だけが涙を拭いて真っ先に「お芝居」に入るっていうのがあのシーンの実はとても重要な意味合いなんだろうなと。その直後のPと常務のポエム合戦でアイドルと少女の虚実はまた入り乱れていく……!!
・つーか、デレラジオマケでもポエム合戦ネタにされてて笑った。
・挿入歌「心もよう」の収録は23話アフレコ翌日以降。ディレ1こと石原D自らが超ハイテンションで制作に当たっていたとのこと。
・セリフと歌パートで声が被らないようにパート分けを変更するなど、相当細かく調整をしていたらしい。
・ここで単純に疑問なのだが、当然「心もよう」もCDになるとして、23話アフレコ後に収録して放送に合わせてギリギリまで調整をかけて、毎週発売のCDスケジュールに間に合うのか!? いや、間に合ってないから――。
・ついでに言うと卯月の泣き顔作画を担当した林勇雄は大橋彩香の芝居音声を聞きながら作画したらしいので、作画作業も(一部ではあるだろうが)アフレコ後なんだよね。つまりこのアニメ、絵作りも音作りも重要な場面はアフレコ終えて声優の芝居を聞いてからそれに合わせるという、アフレコ時に絵が間に合ってないというよりは一部プレスコに近いくらいの手法で作っているので普通にやるとどう頑張っても物理的に作業時間が足りないはず。
・1stの頃からずっと、ではどうやって間に合わせているのかその制作上の秘密が気になっていたのだが……うん、たぶん秘密なんて何もなく、全員ただパッションで突っ走ってただけなんだ。そして魔法は解けたんだ……。
・あと、石原Dは大橋彩香に「はっしー後半大変やでぇ~」とプレッシャーかけて闇堕ち展開を匂わせていたそうなので、まず間違いなく主犯は監督や脚本ではなくいつものように石原です。
・東京ゲームショウでの坂上Pの話
・基本的には765中心の話だったのだが、765でやったことをシンデレラに引き継いでいると考えると納得のいくこと多数。
・本家がニコ動で大ブームになったことを「非常にありがたかった」と肯定的に語る一方で、アニメは二次創作で氾濫したキャライメージを再構築する為に必要だったとも語っており、一次創作と二次創作の関係に対する独自の哲学が垣間見える。
・要するに、ファン(P)が自由に設定やお話を枝葉として広げるのは大いに結構だが、それには「公式」の太い幹が絶対不可欠という考え方。コンテンツホルダーとしては当たり前なんだけど、アイマスのような広がり方をしたコンテンツでこれほど強力に「公式」を恐れず打ち出せる人は少ない。
・で、アニメはその「公式」の再構築の為に作っているということなのだが、より重要なのはアニメが「公式」そのものでは、ない、ということ。
・あくまでアニメは「公式」の土台として用意される。そしてその土台の上にまた新しく数年かけて「公式」を積んでいく。765ならアニマスの上のOFAとミリオンライブ、そしてシンデレラは今まさにアニメの上にデレステを積み始めた。
・ただ765の場合、アケマスも2もSPも(ゼノグラシアとかOVAも)アニメ後は土台の下に埋めて供養されたから良かったのだが、シンデレラは「モバマス」が未だに同時進行中なので、この整合性をどう取るのかが非常に気になるところ。
・今、モバマスからの古参とアニメ以降の新規で意識差が大きくなってきているのは765の時にも見られた現象だが、あの時と違って一部の意識高い古参Pを容赦なくパージするのは無理があると思うし、デレステ完全移行ではなくモバマスを残すことには、新たなヒカリをすぐに受け付けない人はそちらに固まってもらって徐々に浄化していくとかそういう戦略があるのかないのか……。
・デレステ、アタポンイベント開始
・上位10万位までウサミン配布なんて、ちひろ太っ腹だな!!……と思ってたら二日目の段階でランキング人数が50万人突破してるんですけどぉ!?
・モバマスの最盛期が確かアクティブ20万程度、現在が5万くらいだと思うので本拠地が完全に移ったなという感覚がある。今後落ち着くにしても10万以上は維持するだろうから、もう二度とモバマス民が多数派を取ることはない。
・そしてスペシャルコミュでストーリーが展開されているのだが、これが面白いことに「キュートジュエリーズ1」CDのボイスドラマを前提にしている。
・ジュエリーズ1のドラマってそもそも声が付いて間もない頃なので、まだ声優陣もシナリオも手探り状態だったのだが、それがアニメを土台にした新設定になっているデレステ時空において「過去の出来事」として存在を許されている。上記のモバマスPをどうするのか問題も関連して、この意味って今後に向けて大きいような気がする。
・ちなみにメインストーリー、あんきらまで開放したけど出逢いの話はまさに「これ公式でやっちゃうんだ……」案件だったなぁ。
・あと、杏の一人称が「杏」と「私」で二種類あるのが昔から不思議だったんだけど、あれは杏が自分を客観視している時は「杏」で自分の言葉を正直に語っている時は「私」になってるんだ!! 前からそうだったのかアニメでそう定義したのかデレステで再構築されたのか、過去のあれこれをちょっと引っ張り出したくなる。
・「私色ギフト&HeartVoice」の歌詞
・「がんばれ」「がんばるよ」まるで挨拶みたい 実際 具体的にどうがんばればいい?(私色ギフト)
・すごく怖い 怖いけれど あなたがここにいる それだけで 希望色の虹がかかる(HeartVoice)
・この二曲の歌詞って、もしかして……島村卯月問題を先取りリンクしてたのか!?
・「がんばるよ」「怖い」は23話のあとだとあまりにも強烈なキーワード。発売日までまさか計算されて……いやそこまでは……いやしかし。
・確か自分で「デレマス考」で1stの構成が「前半はNGsの問題提起、後半はCPメンバーによる解答編」になっていると書いたと思うのですが、2ndでも実はその逆構成になっていたのかも知れない。
・つまり後半に起こる島村卯月とNGsの問題に、今度はCPが先に解決への道を示しておく構成になっていた。みりあちゃんが美嘉を優しく慰めるのは未央の母性の先取りで、智絵里とかな子の成長は卯月の迷いの先取りで、アスタリスクとだりなつの葛藤はNGsとトライアドの間で揺れる凛の先取りで……と考えていくと確かにそんな気もしてくる。
・そして、それなら後半になってNGs以外のCPメンバーが卯月問題に関与してこないのも理屈としてはわかる。CD買うとその種明かしがされる、っていう仕掛け。そんな、まさか、さすがに考え過ぎではないのか……ああけど、声優陣がみんな新曲は歌詞がいい、歌詞に注目してって言ってたし……。
・ちなみに挿入歌の歌詞については作詞家が勝手に作っているわけではなく、監督などを交えて深くディスカッションしながら作っていると前に記事に出ていた。
・特別編でのライブ映像紹介
・アニメの映像からライブ映像に切り替え、シンクロ度や再現性をアピールしていたのはとても巧妙だった。
・デレステイベント開始のタイミングでウサミン=三宅麻理恵を猛プッシュしていたのも狙い通りなのか!?
・親友のヴィーナ洲崎に吹き出すの、やめてあげてカリスマさん……!!
・武内駿輔と佳村はるかの画面映えは本当に凄かった。声優とは思えないし、年齢差が干支を一巡するくらいあるとも思えない!!
・二人ともシンデレラガールズが見つけ出した逸材という意味でも代表者ではある。いや武内くんプリパラでヲタ芸してたじゃんとか言わない。
・ただ個人的に、てっきり今までのシンデレラライブの歴史を振り返る番組構成で「シンデレラは最初、五十嵐裕美が川でメデメデさせられたのです……」みたいな話が聞けるのかと期待していたのでそこは少しアテが外れた。
・24話予告とマジアワあんきら特別編
・予告はまだ不穏だが、時系列がわからない。23話ラストで事務所に戻ってきたのはクリスマス当日じゃないのか?
・アンダーザデスクはとりあえずぶっ込んだだけで、お隣さんには期待しない方がいいのかな……。
・マジアワあんきら編ではついに「シンデレラの舞踏会」について具体的な情報が。
・しかし、ここでの情報がアニメのネタバレなのかリアルライブのネタバレなのか判断が非常に難しい。「楓さんや愛梨ちゃんも出る」と言っているので当然、あんきら二人はアニメ内でのイベントの話をしているのだが、ここにきて最終回のネタバレをするものか? という疑問がある。
・ここで情報を出したことで逆にアニメ本編で舞踏会が描かれる可能性が減ったとも言えるし、前フリした以上はさすがに回収するだろうとも言える。要するに、わからん!!
・とりあえずCPだけでなくクローネも先輩組も他にも出るという話なので、やるとしたらエピローグで全アイドルがワチャワチャとパーティーしてるとかそんなのか? モブ扱いだとしても全員出したらそりゃ史上空前の物量になると思うけど……。
・ステージが複数あるって話はリアルイベントにも適応されそうな予感。
・まあ、チケットはご用意されなかったんで関係ないんですけどね……元々、ライブはもう行くつもりなかったですからね、シリアル勿体ないからとりあえず申し込んだだけで別に、別に……!!
というわけで、毎度まとまってないですが今回ここまで。
G4U!パックは見られるの月曜以降になりそうかな……。