機動戦士ガンダムSEED DESTINY #27
僕たちの行方 I Wanna Go To A Place...
SEEDにはよくある、それぞれのキャラが現状を再認識して
新展開に備える、という前フリの回。
ここでのキャラの押さえ方で今後への印象がかなり変わるのだが、
今回は結構上手くやっていたように思う。
重要キャラにはそれなりに印象深いセリフを与え、
サブキャラにもそれとなくカメラを振っておくという気の配りよう。
いよいよ黒さが増してきたデュランダル、
中間管理職の辛さがにじみ出るネオ&トダカ一佐、
「大事なことを忘れているような」と言うアウル、
ストーカー行為を終え悩み始めるルナマリア、
ディアッカもジャーナリズムもフっちゃったミリアリア、
そしてやっぱり突撃していくキラ&カガリのバカ姉弟。
何だかんだでそれぞれがそれぞれのあり方、みたいなものを
示していて、正しい正しくないはともかく、
その動きの一つ一つが連動して歴史を紡いでいく
大河もののダイナミズムは随分出てきているんじゃないかと。
あとはやはり、シンとアスランの動きかー。
どんなにキラが目立とうと、主人公はこの二人でないと
いけないはずなんだけど・・・。