ドラえもん #3
大山ドラではもはや不可能と言われていた、
「どくさいスイッチ」を果敢にもアニメ化。
こういうことが出来るようになっただけでも
リニューアルの価値は充分にあったのだと思う。
内容的にも、のび太の孤独感、
人と共に街に灯りが戻ってくる描写など、
演出に力が入っていて非常によかった。
教育的な側面も押さえつつ、SFとして素晴らしい。
ここまで観て、水田わさび演じるドラの特徴というのは
どこか機械的というか、よりロボっぽい感覚にあるのかと
思えてきた。大山ドラはのび太にツッコミ入れてても、
「あーしょうがないなぁこの子は」といった感じの
母性的なニュアンスが見えたんだけど、
水田ドラのツッコミには冷ややかさがある。
しかし、それはそれで魅力的なんだよなぁ、
より「ロボットの友達」という感じがする。