へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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BSアニメ夜話SP まるごと!機動戦士ガンダム

九時間ぶっ続けでガンダムをやるという
正気とは思えない企画をNHKが実現!!
それを観る自分も正気ではない!!
・・・・・・さすがに疲れた、途中で寝たし。

スタジオ生放送

生放送だった最初の特番は、とにかく段取りが微妙に悪いのと
外回りの芸人が寒過ぎるので、テンションが萎えまくった。
これで九時間持つのかと・・・。
いきなり山崎バニラが出てきて活弁口調で
あらすじ語り出したのにもびっくり。
つーか、生バニラ初めてみたかも。普段からあの声なんだなー。
元気な古谷さんと四人四様のゲストトークは結構楽しかった。

劇場版 機動戦士ガンダム

かなり久し振りに観たので、意外と新鮮だった。
やはりTV版第一話に当たる冒頭三十分の出来は完璧。
TV版とは微妙にエピソードが組み替えられている為、
アムロが一度拗ねたあと、ブライトに殴られフラウに煽られ
立ち直ったのに、また母と別れて新兵病に・・・と
躁鬱が実に激しい。そのぶんドラマに起伏があって、
退屈することもないんだけど。
無重力の細かい描写や、キャラ同士のちょっとしたやりとりに
神経が行き届いていて、演出に対する意識の高さが
バリバリ伝わってくるのも気持ちいい。

富野由悠季インタビュー


「シャーと来るからシャア」


この特番において最も衝撃的だった、シャアの名前の由来発表。
いや、富野監督のことだからどこまで本気なのか
よくわかんないんだけど。
セイラ・マス」の名も気に食わない、その理由は
言うと放送コードに引っ掛かる、という話も凄かった。
最近の富野監督は、最初こそ物腰柔らかく受け答えするんだけど、
すぐにいつものようにブラック化してキレ出すから
始めからキレてるよりむしろ観ていて危なっかしい。
相変わらずのスポンサー・上層部批判も
NHKで放送するにはかなりギリギリ攻めてたような。
「映画を作るならルーカス、スピルバーグを黙らせなければならない。
けどそれをやるのは大変だから、貧乏くじ引いたと思っている」
という強気なんだか弱気なんだかわからない発言からは、
演出家としての留まるところを知らない意識の高さと、
ままならない現実に引き裂かれながら仕事を続ける
富野由悠季という作家の本質が垣間見えて興味深かった。
あと、ガンダムブームを「所詮お前等(ファン)程度が騒いだだけ、
そんなのは自分には何の意味もない」ってのもカッコよかった。
「対世間」をこれだけ目指しながら、どう足掻いても
宮崎駿にはなれない富野由悠季の血の叫びか・・・。

劇場版 機動戦士ガンダム哀・戦士

出てくるゲストキャラが片っ端から死にまくる第二部。
ゆえにドラマティックなんだけど、第一部や第三部と比べると、
これが逆に退屈さは上なんだよなー。
エピソード一つ一つは印象的でも、メインの話は
ほとんど動かず一本調子で進んでいくだけだからだろうか?
ただ、以前は何でラスト直前にカツレツキッカに
あんなにも尺を割いているのかわからなかったんだけど、
今回の視聴でようやく死に行く大人達と戦争の中で
生きて成長していく子供達という対比構図があるのだと
気が付いた。観直すたびに味の増す作品なのかも知れない。

出張アニメ夜話

モビルスーツに絞って語るガンダム論。
全員が暴走気味で面白そうだったんだけど・・・力尽きて
途中で寝た。ビデオは回ってたんであとで観よ・・・。

劇場版 機動戦士ガンダム3めぐりあい宇宙編

やっぱり、あれだけ人間味溢れていたアムロが、
ララァとの出逢いと死のあと、いきなり達観し始めるのが
唐突でそこだけ腑に落ちないんだよなぁ。
アムロはZでまた人間に戻るんだけど、達観したまま
元に戻んなくなっちゃったのがキラなわけだ・・・。
まあ、そこを除けばアクション・テーマ・ドラマ、
どれを取っても文句の付けようのない感動の完結編。
ラストシーンは何度観ても胸を打つものがある。
しかし、年を取ったせいか以前はわからなかった
「シャアのヘタレさ」がよくわかって
そこがまたよかったなー。
シャアってカッコ悪い奴なんだよなぁ、
それがわかると、むしろそこが好きになるという・・・。


九時間観て(途中寝たけど)、ガンダムは一生ものだということを
改めて感じさせられた。よく言われるけど、観るたびに発見がある。
ああ、それにしても疲れた・・・。


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