ガン×ソード #11
ようやく再会した兄は、鉤爪の男の同志となっていた。
空港のような巨大駅での、様々な出逢いと別れを
巧みな構成と道具立てで描いた回。
これまでの話のなかでは一番谷口作品らしい、
職人芸を感じさせる仕上がりになっていた。
当初あれだけウェンディをうざったがっていたヴァンが、
消えたウェンディを真面目に探す様子を見せておいて、
鉤爪の存在によってその変化した関係が
脆くも崩れていく展開に向かうという脚本もよかった。
作画も地味な回なのに細かい芝居や
ペロペロ双子の動きなどが実に凝っていて、
総じてようやくいろんな要素が噛み合ってきた印象。
ところで、前回から白鳥哲の声が
チョイ役として聞こえてくるんだけど、
一体どういうことなんだ?
まさかチョイ役やらせる為だけに呼んでいるとも思えないし、
谷口作品だし、保志総一朗いるし、やっぱり何かあるのか?