（新）蟲師 ＃１

原作未読。監督は長年、大地丙太郎と
コンビを組んでいた長濱博史。
タイトルと冒頭だけ見ると妖怪退治ものみたいだが
そうではなく、あくまでも「蟲」という
不可思議な存在を中心に据えた奇譚もの、
という捉え方でいいのかな。
独自の世界観が非常に強固、かつ魅力的で、
その世界を描写するだけで面白いという
理想的な雰囲気アニメ。
それを支える作画・演出もハイレベル。
特に描いた絵が勝手に動き出すという部分の
ビジュアル表現は幻想的な演出と
ＣＧらしくないＣＧの使い方が見事だった。
このまま、特に大きな流れがあるわけでもなく、
一話完結の「不思議な話」が
連作で語られるという形式になるのかな？