コードギアス 反逆のルルーシュ ＃２２

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コードギアス 反逆のルルーシュ Sound Episode 1
カードダス マスターズ コードギアス 「反逆のルルーシュ」 2nd BOX
皆殺しにして下さい♪　虐殺でーす♪
というわけで、血染めのユフィ。
血染めって返り血ですか！？　ドレス姿でマシンガンぶっ放し
笑顔で日本人を虐殺するユーフェミアの姿にいろんな意味でシビレた。
特区日本が実現し、ユーフェミアの無邪気さに敗北寸前のゼロが
そこで取る手段について、ユーフェミアに日本人虐殺をさせて
悪役に仕立てるという可能性はあるにはあるだろうと思っていた。
ただ、さすがにルルーシュの本質的性格を考えると
そこまで外道な作戦には出られないだろうとも予想していたので、
「自分を撃て」という最初の作戦には納得。
他人ではなく自分を撃たせるという発想はルルーシュらしくて
好感を持ったし、「救世主として復活する」とか言い出した辺りは
それでこそカオスの権化と微笑ましくなってしまった。
そこまでは良かった、そこまでは。
その後のギアス暴走でユーフェミアに虐殺命令をかけてしまうまでの
一連の流れは、正直いくら何でも無理矢理過ぎた気がする。
「たとえば日本人を殺せと命令すれば」とあのタイミングで
よりにもよってな例えを出したのは、ルルーシュ的にも
虐殺作戦が実は一番効果的だと考えていたので、
ついポロっと言っちゃったってことなんだろうけど、
それ以上に脚本上の辻褄合わせっぽさが感じられてしまった。
つまり、あそこでユーフェミアに虐殺させるという流れがまずあって、
そういう展開を作ったものの、ルルーシュのキャラを考えた場合に
その命令を出させるのはおかしいということになって、
スタッフが色々苦心した結果ああいう形になったんじゃないかと。
どうにも「神の見えざる手」が見え過ぎる展開だった。
それが本当にスザクが見た謎の影やギアスの力の根源によって
運命を変えられた結果だったのだとか、裏設定に還元されていくと
また違った見え方になったりもするんだろうけど・・・。
しかし、多少の流れのぎこちなさなど吹き飛ばすほどに、
虐殺シーンの演出がトバシまくっていて
完全に呑まれてしまったのも確か。
第一話ほど直接的に虐殺場面そのものを描いてはいないのだが、
見せる場面の選び方が秀逸で演出的には上回っていた。
今まで万能の力のように思わせていたギアスを、
制御の効かない不気味で恐ろしいものとして見せつけていたのも見事。
散々に繰り返されていたはずの
「ギアスを得ることによって孤独になる」という言葉の
真の意味がよくやくわかってきた・・・。
これでルルーシュは自分を理解してくれたユーフェミアを自ら殺し、
スザクとも完全決別する以外に道はなくなった。
今回の真相はＣ．Ｃ．にしか喋ることはなく、
一生十字架として背負い続けるしかないのだろうなぁ。
もしかしたら、ユーフェミアを殺すのはスザクなのかも知れないけど。
日本人として殺されそうになって「生きる」為に反撃しちゃうとか。
そうなったら二人して重い十字架背負って第二部突入だ。
もう何がどう転ぼうと幸せな結末はあり得ない・・・。
あと、シュナイゼルが普通に虐殺にびっくりしてたけど、
本当にあの人は頭の回転が良いだけで根は善人なのか？