（ＴＶＫ）げんしけん2 ＃４

原作者、木尾士目の脚本による大野さんと田中がくっつく話。
とはいえ、まさか物理的にくっつくところまで描くとは思わなかった。
原作で二人は何となく付き合い始めていたので、
抜けたエピソードを補完する意味でも
今回の話自体は非常に良かったのだが、
実際こうして大野さんが田中に食われる様を見せつけられると
斑目的な人生を歩むファンは精神を破壊されかねないのではないかと。
そういう点で原作がエピソード飛ばしたのはむしろ正解だったのか・・・？
オタク同士が付き合うことに反発を見せる荻上、
一人寂しくエロゲーやって満足してる笹原、
田中へのアドバイスで男気を見せる久我山、
そして空気読まない暴走ぶりを発揮するクッチーと
それをコンビネーションで仕留める高坂＆咲と、
原作ネタを再構成しつつの各キャラの魅力の出し方は
さすがに原作者脚本って感じだった。
荻上と笹原の描写はちゃんと今後の伏線になっているし。
本編である大野さんと田中の一緒にエロゲーから初キス初エッチの流れは、
オタク同士の恋愛という言葉に秘められたドリームが満載で、
逆に何か痛々しいような切ないような変な感覚があって面白かった。
川澄綾子と関智一の演技も絶品。
川澄綾子があそこまで踏み込んだエロ演技を見せたのは
何気にこれが初めてなのではあるまいか？
しかしこのキャラをこの声優が演じているってのは、
改めて考えてもメタ的に深いよなぁ・・・。
あと、予告のカオスぶりがまた凄いことになっていた。
ラストの斑目は勇者王というよりヴィラル？