墓場鬼太郎 ＃３

　モノノケダンス
前回、ドラキュラと夜叉の死体から生まれた吸血木が巻き起こす騒動。
一応吸血木の苗を植えられた男の視点においてはホラーなのだが、
それ以外の要素がことごとく笑えるというナンセンスギャグ的な内容。
女の子に一目惚れして学校に通い出す鬼太郎が駄目過ぎる・・・！！
この頃からすでに美少女に弱かったんだなー。そこだけまるで成長していない・・・。
ねずみ男も、浮浪者らしさが徹底されているのと
自分を見下した人間を容赦なく生贄にする非情さはあるものの、
それ以外はドジで間抜けな今のねずみ男のイメージとそう変わらない。
目玉親父も封印すると言っていたはずの「〜じゃ」って言葉遣いしていたし、
今回は全体的にゲゲゲの雰囲気に近付いていた印象。
メインとなる吸血木を植えられた男の話はシュールな展開のせいで
一体何がやりたかったんだかわからなくなり混乱したが、
そもそも崇高なテーマを訴えようとかそういう考えで作られてはいないのか。
訳わからないけどとにかく面白いのだけは確かだ・・・。
吸血木を植えられた男役はピエール瀧。なかなか上手くて感心した。
演技的に結構難しい役だったろうに、見事なものだ。
そして、鬼太郎が惚れた美少女、寝子役が中川翔子。
こちらもアイシルの鈴音などと比べて非常に落ち着いた演技で
意外と役にハマっていて驚いた。
他のキャラから明らかに浮いている美少女ぶりは五期ゲゲゲを踏襲しているのだろうか？
ともかく正体判明は次回。そこで更にどんな演技を見せてくれるのかも気になる。