へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

トップをねらえ2!劇場版

トップをねらえ2! & トップをねらえ! 合体劇場版BOX (初回限定生産) [DVD]トップをねらえ2! (1) [DVD]トップをねらえ2! (2) [DVD]トップをねらえ2! (3) [DVD]トップをねらえ2! (4) [DVD]トップをねらえ2! (5) [DVD]トップをねらえ2! (6) [DVD]
トップをねらえ2! バスターマシン7号 (1/10スケールPVC塗装済み完成品)
あ、惑星両断シーンがあるからイデオンとセットなのか・・・!?
というわけで、昨日放送されたトップ劇場版と同時公開された2の劇場総集編。
ちなみに筆者は話の大筋は知っているものの本編はほぼ未見。
1と同じようにかなり大胆な編集がされていて、
第一話の内容こそちゃんと二十分ほどかけてやったものの、
その後の途中経過を一気にすっ飛ばして後半戦に突入してしまう。
ノノとラルクがいつの間にか仲良くなってた・・・と思ったら
直後にケンカしてノノとラルクが別れることになるので、
キャラの感情の流れがさっぱりわからなくて初見だと混乱する。
他のトップレス隊員も、出てきたと思ったら水着で遊んで
ノノをイジメて死亡というあんまりな扱いだし・・・。
たぶんこれはノノ視点ではなくラルク視点として再構成された
本編ファン向けの作品ということなんだろうなー。
まあ、こっちもわからなければ本編観れば良いだけの話ってことか。
しかし総集編だから余計にそう思うのかも知れないが、
実にキャラの心理や立場のアップダウンが激しい構成で、
ノノとラルクが上がったり下がったり二人で波を作りながら
進行していくような落ち着きのない展開は観ていてかなり疲れる。
だからこそラストで二人の波がピタリと一致した瞬間に訪れる
カタルシスとすぐさま再びやってくる別れが素晴らしいのだが・・・。
作画的には、時代の流れによるガイナックスの絵柄変化が
トップと比べると如実に現われていて興味深いなぁ。
一方、トップ当時でもパロやら何やらを駆使して
必死にやっていた努力と根性という要素に関しては、
さすがに現代でやるに当たって持て余している感が強かった。
ラストで昔のレオタードに着替えたラルクの歯を
敢えて欠けさせるといった演出には、
そこまでやらなきゃ熱血が成立しないのだという
逆説的な努力と根性に対する苦しみが見えて少し複雑。
そこをどうにか乗り越えていこうとしたのがグレンラガンか・・・。
声優陣では、坂本真綾の叫び演技がとにかく見事だった。
やれば何でも出来る人だなぁ・・・。