鉄のラインバレル ＃３
「お前・・・最低だ」
「あなた・・・最低です」
ついに本編でダブル最低炸裂！！
調子に乗りまくり矢島の言葉にも耳を貸さずにいた浩一だったが、
ＪＵＤＡのエース森次の攻撃によって追い込まれブチキレ、
何で俺を認めねえ！！・・・と駄々っ子アタックを始めてしまったところ、
ついに絵美にまで見限られる最低最悪の状態に。
果てしない増長と矢島に対する捻くれたコンプレックス、
そしてせっかく得た自信を全て打ち砕かれて泣きながら暴れ出す
浩一の様子を痛々しくも丁寧に描いていたおかげで、
最低だとは思いつつあの暴れぶりには共感させられてしまった。
最低の言葉が視聴者も突き刺すようになっているのは上手いなぁ。
原作からこのセリフをピックアップしてきたのは本当に慧眼だ。
柿原徹也の演技も実に最低で最高だった。
ドラゴノーツの時にキレ演技が無茶苦茶ハマってるのに驚かされたが、
それを主人公でやるとこうなるのか・・・。
しかし、アムロにしろシンジにしろ、兜甲児にしろ正太郎くんにしろ、
巨大ロボット手に入れた万能感に我を見失うシークエンスというのは
必ず存在するものではあるのだが、それをここまで徹底的に
見せていくロボットものって実はあるようであんまりなかったんで、
その点では結構盲点突いた裏王道展開みたいな感じなのかなぁ、これは。
それを更に次回からどう反転させていくのはも楽しみ。
あと今回は絵美と理沙子と妹コンビの修羅場コントが面白かった。
こういうギャグシーンのテンポが良いのも頼もしい。
予告の最低ネタは浩一がたとえ成長しても続けて欲しい・・・。
