BS熱中夜話 アニメソング前後編

ＢＳ観られないと思っていたら総合で早くも前後編セットの再放送。
前編は水木一郎＆堀江美都子の特集。
二人の経歴がそのままアニメソング黎明期からの歴史語りになるので、
そういう意味ではわかりやすかったけど二人の話自体は
今までも繰り返し語られてきたので新鮮さはなかったか。
ただ、田中公平による水木一郎シャウトの分析は面白かった。
そうか、ちゃんと理論的に上がってるのか・・・！！
最後は二人でダンガイオーのテーマを熱唱。
ミア・アリスのレオタードスーツ絵は良いのかＮＨＫ！？
で、その二人での「クロスファイッ！！」でテンション上がったところで
後編は新世代アニメソング特集として神前暁がゲストに登場し、
更に田中公平ソング代表で福山芳樹、菅野よう子ソング代表でMay'nがライブを披露。
神前暁は初めて見たのだが、田中公平に憧れているというだけあって
見た目といい理論的な語り口の軽快さといい確かに後継っぽいなー。
「らき☆すた」ＯＰをフルで見せたうえで「もってけセーラー服」に
混ぜ込まれた数々の音楽要素を分離して解説する様子は非常に面白かった。
各要素に分けると普通にカッコ良く聞こえるんだ、あれ・・・！！
駄目出しされ続けた果てについに一線越えたという発言にも納得。
「セキレイ」のＯＰが田中公平の「サクラ大戦３」リスペクトというのは、
そういえばセキレイ放送時に結構言われていたっけなー。
まさかＮＨＫでセキレイＯＰ聞く日がくるとは思わなかったが・・・。
菅野よう子語りはとにかく全員が絶賛モード。
活躍を三期に分けて語っていたのはわかりやすかった。
最近は言われるように良い意味で下世話なアニソンらしさが加わって、
よりキャッチーになっている感じは受けるし。
あとナレーションが朴ロミだったのだが、「月の繭」を紹介する際に
ロランになってくれるというサプライズが嬉しかったなー。
田中公平が「約束はいらない」をアニソンの歴史の分岐点として
捉えているらしいのも興味深かった。これからのアニメソングは
キャラソンとして活きることになるという現状認識もそうだが、
色々とアニソンの歴史文脈と未来についてはまだ考えていること多そうだ。
最後はMay'nが「キミシニタモウコトナカレ」、
福山芳樹が「真っ赤な誓い」を熱唱して終了。最後に真っ赤はズルい・・・！！