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東のエデン #10

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ラス前にNo1の元官僚セレソンから色々と種明かししてもらう話。
基本的には滝沢がケータイ繋げたままで咲にも情報を流しながら
相手の解説を延々聞き続けるという単純極まりない内容だったのだが、
ヘリから新幹線にケータイが問題なく繋がっていたり、
何か秘密施設っぽい場所でも電波途切れていなかったり、
日本は行き詰っていて大変だといった話とは裏腹に
通信技術の進化を見せつけるようなシチュエーションも多くて、
言葉と事実のギャップや矛盾といったものをそこかしこに忍ばせていく
わりと一筋縄ではいかない作りだったという印象。
ノブレス携帯という現代文化の権化みたいなものに頼りながら
戦後から日本をやり直すも何もないよなぁ・・・。
派遣切りを受けてのテロ願望といった紋切り型のキャラ描写も、
本気なのか社会的要素を振り撒くだけのフェイクなのか微妙なところ。
アウトサイドの正体は昭和の象徴であった金持ちじいさんだとか、
滝沢は助けた人々に裏切られたことで記憶を消したといった種明かしも、
ラストのどんでん返しを見る限りまだ鵜呑みにするのは危険なのかな。
特にアウトサイドの正体については今まで散々滝沢が
「上がりを決め込んだ老人に違いない」と逆フラグ立てていたので、
そのままじいさんでいくとはあまり思えないし・・・。
ジュイスがAIなのは確かなんだろうけど元になったのはあの秘書さんみたいだし、
死んだ老人のあとを継いだサポーター兼アウトサイドも別にいるってこと?
滝沢の記憶については一度全てをリセットしたうえで、
もう一回何かを試してみたかったってことなのかな・・・。
二万人ニートがいきなり全裸で帰ってくる壮絶な絵には笑ったが、
あいつらは果たして滝沢に感謝しているのかまだ怒っているのか。
前の結婚してた奴は感謝してたんで滝沢支持に回ってくれそうではあるが。
ただ、ここまできても滝沢が全裸でホワイトハウスにいた理由は見えてこないな。
咲と出会ったのもただの偶然なのかどうなのか・・・。
ともかく残り一話、まともに終わるとも思えないのだが、
それなりに納得感のあるエンドを見せてくれることを期待したい。