へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

(新)大正野球娘。 #1

浪漫ちっくストライク ユメ・ミル・ココロ
原作未読。監督&シリーズ構成は池端隆史、制作はJ.C.STAFF
大正浪漫で百合で部活というおいしい要素を詰め合わせた設定だが、
全体の雰囲気はむしろもっと素朴な路線を狙っている印象。
作画的にも最近のJCというより一昔前のJCっぽいな。
冒頭の「東京節」を歌い踊るヒロインが当時の東京名所を
巡っていくという夢のシーンはツカミとしては面白かったけど、
全編こんな調子だったらどうしようかとも思った・・・。
お嬢様に誘われるがままに野球をやることになって困惑したものの、
直接的に文句言う機会もなくヒロインの心境が前向きに変わっていくという、
静かなすれ違いと距離感のドラマ作りは池端監督らしく丁寧で良かった。
主演を務める伊藤かな恵中原麻衣の組み合わせもわりと良い感じ。
元気キャラに見えて引っ込み思案な部分も持ち合わせているヒロインと
強引で空気読めなさそうに見えて実は繊細なお嬢様、
互いに二面性のあるキャラに伊藤かな恵中原麻衣は確かに似合っている。
脇を固める植田佳奈能登麻美子はいつも通りって感じもするが、
他のチームメイトが果たしてどうなってくるかだなぁ・・・。
とりあえず、どうやって大正時代の少女が野球チームを結成し
男子と戦うのかという本筋の部分だけでも結構興味を惹かれるので、
時代背景やキャラ掘り下げを交えながら上手く話を転がしていって欲しい。