（ＴＶＫ）CANAAN-カナン- ＃１０

TVアニメ「CANAAN」CANAAN Inspired album　チャイナ気分でハイテンション!
ハッコーとサンタナ、その愛の末路。
田中理恵全開なリャン・チーのイっちゃった作戦に踊らされ、
ハッコーが凶悪能登ボイスでサンタナを殺してしまうという展開は、
シンプルで予想のつく内容ながら先にサンタナの移動映像を
見せておくといったミスリードと相俟って衝撃的な出来になっていた。
ハッコーの愛の言葉でトドメを刺されることを願う
サンタナの最後のシーンは壮絶でいて美しく見事だった。
その後の、サンタナの死体を片手で引き摺ってきたハッコーに
御法川が立ち向かうシーンも、無音空間になったことを活かした
サイレント演出とカナンの共感覚によって二人の感情の交流を
ビジュアルで見せるというアイディアが上手く決まっていたなぁ。
ただ、メインの話が良く出来ていただけに、
今度はいきなりゾンビ映画ノリになる末期患者との戦闘シーンや
リャン・チーの突然の一万年と二千年前から愛してるネタなど、
細かい小ネタが妙に目立っちゃってた感じもするな。
というかマリアがあの着ぐるみ被ると落ち着くというのは
もしかして原作のネタバレなのか・・・！？
ラストで氷漬けになっていたのが誰なのかといった点も含めて、
まだ何かどんでん返しを用意していたりするのだろうか？