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バカとテストと召喚獣 #13(終)

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ワシとソングと演劇魂
明久がAクラスとの再勝負を頼み込み翔子と一騎打ちすることになる最終回。
テストっていうかこれ普通にクイズ番組じゃないか・・・といった
多少の突っ込みはあったものの基本的には明久というキャラを改めて
主人公らしく掘り下げ&盛り立てていく展開になっていて、
最終回としては非常に真っ当な作りで面白かった。
設定やキャラが取っ散らかってしまいそうなところを、
あくまで主人公の頑張りと仲間やヒロインとの関係性に絞って
話をまとめていたのは正しく学園青春アニメしていて良かったなー。
全体としても、当初はもっとハジケたギャグ作品になるのかと思ったが、
蓋を開けてみれば常にオーソドックスな学園ものを志向していた印象。
これまでの大沼心作品と同じく高度にデザイン化された作画演出と、
そういったある種地味な方向性が噛み合っていない部分もあったのだが、
両者が上手く釣り合った場合の突破力はなかなか目を見張るものがあった。
ただ、個人的にはこういうタイプの学園ものなら
もっとモブキャラも含めたワイワイガヤガヤ感が欲しかった気はする。
大沼心って他のシャフト系演出家と比べ同じ技法を使っていても
何か画面に演出意図を超えたような孤独感が立ち昇ってくるんだよなぁ。
それがたぶん作家性なんだと思うけどこの作品の場合は
更にそれを活かして友情テーマを深める手があったんじゃないかと・・・。
ちなみにワタナベシンイチはそういったハレとケの使い分けが上手いんで
サポート的にこの作品に入っていたのは何となくわかる。
ともかく、一定以上の完成度を誇る佳作だったとは思うけど、
スタッフ的にも原作ポテンシャル的にもまだまだ出来ることはある感じで、
そういう意味でどこか物足りなさも残る作品だった。
・・・と思っていたら第二期やるようなのでかなり期待。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。