へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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ONE PIECE FILM STRONG WORLD

ワンピースフィルム ストロングワールド DVD 10th Anniversary LIMITED EDITION 【完全初回限定生産】ONEPIECE  LOG BOX マリンフォード篇 前篇 (BOX)ワンピース サウンドサウザンド・サニー号
大ヒットを記録したワンピース十周年記念劇場版が土曜夜九時枠に登場。
フジも日テレも夜九時の通常映画枠でアニメ作品を放送することが増えてきたが、ワンピについてはようやく一般層に通じる作品だと認知されたようで格別の感慨があるなぁ・・・。
本編は原作者監修の十周年記念作だけあって今までの劇場版と比べクオリティが飛躍的にアップ。
特にアバンタイトルの作り込みが素晴らしく、これぞファンが望んだワンピアニメの理想の形という感じすらした。
ただ・・・話が進んでいくとその期待感が徐々にしぼみ、最終的にはいつものワンピ映画に落ち着くことに。
決してレベルが低いわけではなくて、記念作だけにワンピの王道を再確認する展開になっている為、先が読めてしまい後半ダレるのが問題。
これだけシンプルなストーリーなら、ハイライトである殴り込みシーンのあとはスパッと短くまとめて欲しかったな。
作品としては、ナミを明確にヒロインにしていることと、任侠ものであることを前面に押し出しているのが特徴といえば特徴。
特にナミのヒロイン化はそのエロい描写も含めて劇場版アニメでここまで踏み込むのかと驚かされた。
むしろ原作や通常のアニメオリジナルでは出来ないんでこの際やっちゃったってことなのかな。
テーマ的にはアーロン編を踏まえたうえでのナミと仲間達の絆の成長を見せるのがメインになっていたので、ファンムービーとはいえもう少しアーロン編の説明があっても良かった気はする。
しかしともかく、十年ジャンプで看板張っている発行部数最大の人気マンガのわりには何故かメディアミックスに恵まれていない印象の強かった「ワンピース」が見えない壁を突破したという手応えは確かに感じられる作品だった。
それゆえにこれが一度だけの打ち上げ花火で終わらないことを願うのだが・・・どうなんだろうあの3Dの新作は・・・!?