魔法少女まどか☆マギカ ＃２

マミ先輩による魔法少女のルールとお仕事の説明。
魔法少女は願いを一つ叶えてもらえる、魔法少女は魔女を狩る、魔女を倒して得たアイテムでないと魔法少女のパワーが回復出来ない、よって魔法少女同士で魔女狩り競争が起こる。
・・・魔法少女ってフレーズでごまかしてるだけで完全にバトルロワイヤルじゃねーか！！　どこの聖杯戦争だ！？
魔女は弱った人間を自殺に追い込むので、自殺スポットを重点的に探すことになるってのもメルヘンの欠片もない設定で凄い。自然に人気のないところでの戦いになるので話も動かしやすそうだし。
しかし二話目になってもまだ主人公が変身するまで進まず、じっくりと魔法少女になることの意味を掘り下げる展開になっていたのはツカミはともかく誠実な脚本という気がしたな。
あくまで天然純粋培養なまどかとバカっぽく見えて意外と良く考えているさやかの対比、先輩魔法少女としてのマミの颯爽とした魅力と若干の不穏さなど、メインキャラの描写もそれぞれ深読みを誘うものがあって面白かった。
マミ先輩とキュゥべぇはあれ、まどか達の自由意志を尊重しているようで巧みに選択肢を奪って勧誘しているように思えるなぁ。
キュゥべえの「大抵の娘は二つ返事で引き受ける」って発言が物凄い怖い！！　その娘達は一体どうなっちゃったのよ！？
ともかくテーマ的にはどうも「少女と仕事」の問題が強く出てきそうで、わりと地に足の着いたものにはなりそうかな。
それと今回のイヌカレーバトルは異空間どころか敵までアニメとしておかしなことになっていてインパクト絶大だった。
ただ、この奇妙な空間で奇妙な敵とオシャレバトルする映像観ていると、何故か真っ先に「エルシャダイ」を連想してしまう・・・。