聖闘士星矢Ω ＃１６

サイフをなくして海沿いの観光地でバイトする話。
ドタバタギャグ回を通じて光牙達の聖闘士としての在り方を改めて見つめ直す内容になっていて、なかなか軽快な仕上がりだった。
ギャグにおいてもやっぱり忍者が万能過ぎて卑怯だ・・・！！
他の同世代は普通に青春を謳歌しているが自分達は聖闘士として正義の為に戦うんだ・・・という決意語りは、原作エピソードを一部借りながらもニュアンスが少し違うのが気になった。
原作の、俺達は宇宙と一体となって青春を爆発させているんだ！！・・・的な語り自体がそもそも「あしたのジョー」を車田イズムで再解釈しているような感じだったと記憶しているのだが、今回は更に人知れず戦うヒーロー性を押し出したものになっていてその差が興味深い。
たぶん本質では兄弟仁義や美学を優先している原作に、社会性を取り込むとこうなるのかな。