D.gray-man ＃５５

スーマン、散る。
絶望から立ち上がるアレンと、
それに促され最後の希望にすがるスーマンの
揺れ動く感情を声優陣が熱演。
特にスーマンの、暴走状態から正気に戻った際の
弱々しくも人間らしい様子を表現した郷田ほづみは良かったなー。
あと、てっきり本編の重い雰囲気を軽減する為に
作られたんだと思っていたオマケコーナーが
今回はスーマン追悼バージョンになっていたのには驚いた。
サプライズではあるが、最後まで救いのない・・・。

逆境無頼カイジ ＃４

グー買い占め、しかし大暴落！！
ぬか喜びの頂点から一気にどん底に落ちていく
上げ下げの落差は良く出ていたものの、
一気に進行し過ぎてグー買い占め戦術の有効性や
それが破られることの意味といった
思考ゲームの部分が少しわかりにくいまま
どんどん流れていってしまったのは気になった。
そこはマンガと時間の流れが存在するアニメの
メディアの違いが大きいんで仕方ないのかも知れないが。

魔人探偵脳噛ネウロ ＃４

ヒステリア編・・・なのだが、今回も原作端折りまくり。
Ａパートの原作再構成はそれでもまだ上手くいっていた方だと思うが、
Ｂパートは笹塚さんの見せ場があっさりし過ぎだったり、
テーマ的に非常に重要な他の容疑者達のオチが
すっかり抜けてしまったのが残念無念。
アバンに弥子父殺害事件の概要なんて入れなければ
原作通りのエピローグは充分入ったんじゃないのか・・・？
原作話である今回に弥子父殺害事件の説明を持ってくる意味がわからない。
それこそオリジナル回で済ませておけば良かったのになぁ。
ヒステリアの演技は、松本梨香がはっちゃけていて良かったものの、
演出はやっぱりおとなしかった印象。
あと、部屋のパソコン画面のあのマークはもしかして・・・？

（ＴＶＫ）Myself;Yourself ＃４

Myself;Yourself(初回限定版:「プレミアムサウンドトラックCD」&「成瀬ちさと画絵本」同梱)
「ANOTHER WORLD」 TVアニメ「Myself;Yourself」キャラクターソングVol.1 八代菜々香(cv:小清水亜美)
双子の子安な弟が十歳の幼女に惚れられる。
典型的なロリツンデレキャラの登場で
リアリティのないハーレムものになりそうなところだったが、
雛子の恋愛対象をサブキャラの修輔にして、
その恋を佐菜と金朋先輩が応援する形を取ることで
実に真っ当な少女の成長話に落ち着かせていたのには感心した。
雛子のキャラも意外とあり得そうなラインで描写されていて、
バランス感覚に優れた脚本だと思ったのだが、
そうかこの作品の脚本は「ちょこシス」の難波業なんだった。
今回は雛子が妹で佐菜がお兄ちゃんの役回りだったわけね。
告白シーンを直接見せず、夕焼けの田園のなかで
雛子と佐菜の会話で顛末を語っていくラストなんかは特に上手かった。
それと、こういうサブエピソードには
いっそのことメインヒロインである菜々香を出さないという
思い切りの良い判断も正解だったと思う。
ただ、修輔が恋より優先している大切な人って誰だ？
今回の描写を読むと双子姉っぽいのだが、それは禁断の恋ではなく
単に放っておけないとかそういうこと？
それとも佐菜と菜々香の問題を気にしているのだろうか？
禁断の恋は作品の雰囲気に合わないんけど、ちょっと観たいような・・・。
あと、予告が田村ゆかりによる「ひぐらし」＆「ダ・カーポ」の
合わせ技パロになってて笑った。