（新）トリニティ・ブラッド ＃１

原作は、ザ・スニーカー連載のものの
初期数作を読んだことがあるくらい。
キャラも設定ももうすっかり忘れているが。
ただ、原作者のデビュー作が好きだったんで
今回のアニメ化は喜んでいたんだけど・・・。
まさか原作者が急逝することになろうとは。
ということで、原作が未完になってしまっているのだが
どうするんだろう？　原作者の構想が残っているのかな？
さすがに完全オリジナルで勝手に完結させるわけにもいくまいし。

そういえば原作もヴァンパイアハンターＤだの
ヘルシングだの言われていたっけなぁと、
観ていて段々と思い出してきた。
確かに過去のヴァンパイアものを相当数
取り込んだ設定。まあそれはいいんだけど、
唐突にマトリックスなコンピュータ画面が
出てきたりするのは何なんだ？　これは原作関係ないだろ。
話も今一つ緊迫感や盛り上がりに欠け、掴みとしては弱い。
そもそも主人公、凄い力持ってんなら女の子以外の
乗客もちゃんと助けてやれよ・・・。
中嶋敦子によるキャラデザは魅力的で、
自身の作監による今回の作画も細かな芝居が素晴らしかった。
しかしこのクオリティーが延々続くわけもないので、
やはり問題は脚本にかかってくるのだろうなぁ・・・。
今の印象だと、「いかにもＧＯＮＺＯ」って感じの
作品になってしまいそうなんだけど・・・巻き返しに期待。