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劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ

劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ [DVD]
去年のポケモン映画
大昔に国を救った勇者のお供をしていたポケモンルカリオ
だがルカリオは主人に何も告げられないまま封印され、
人間不信に陥っていた。
そんな時、ピカチュウがミュウに連れ去られるという事件が発生、
ミュウの住みかはかつて勇者が命を落とした場所だった・・・。
前半は、サトシとルカリオがぶつかり合いながら
互いの理解を深めていくという物語。
ルカリオの精神年齢が高いこともあって、ポケモンと人間というより、
少年同士の青春友情物語といった印象が強かった。
後半は、ミュウの住みかである「世界のはじまりの樹」でのアクション。
この場面でサトシに大立回りをさせる為に、
温泉シーンでサトシはエイパム並みに身軽だと
伏線を張っていたのが上手かった。
レジロック達のロボっぽい動きも個人的にはツボだったなー。
ラストはミュウが死力を尽くしてサトシ達を救い、
ミュウをルカリオが命を賭けて助けるという展開。
ルカリオの最後に、勇者が最後を迎えた時の映像が合わさり
二人の会話がシンクロしていくという泣かせる構成。
しかし、何だかんだでルカリオ助かるんじゃないかと
甘い考えを持っていたので、「友達のところへ行ったんだ・・・」で
そのまま終わってしまったのにはちょっとびっくりした。
ただ、「ポケモンとの出会いと別れ」という一貫したテーマを
いつもより重めの表現で見せてくれたのは面白かった。
脚本的には、前半と後半が微妙に噛み合わず繋ぎでダレたが、
なかなかの完成度ではあったと思う。
ポケモン映画は年々きちんと脚本の出来を上げてきているのが凄い。