ルパン三世セブンデイズラプソディ
恒例TVスペシャル。
ミシェルという少女とその父親の作り出した
ダイヤにニトロを仕込むという技術を巡って、
ルパンと次元が対決することになったりする話・・・なのだが、
どうも要点がはっきりしない、見所が定まらない脚本だった。
絵コンテが数人がかりだったり、監督の他に演出が三人いたり、
どうも人海戦術でどうにか完成させるのがやっとで
内容まで手が回り切らなかった感が漂う。
放送時期が秋になったのも制作遅れてたからなのでは・・・?
特に、ミシェルと父親の和解がメインテーマのはずだったのに、
その和解のシーンを描かないで終わるというのは片手落ち過ぎた。
あの父親、怪我治ったらまた会社に戻ってニトロダイヤ作るんじゃないか?
というか妻の死に目に会いに来なかった理由は結局何よ?
セブンデイズという期限を切ったにもかかわらず
本編にそれがまったく活かされていないのも何だかなぁ。
ルパンと次元の対決は、契約期間が切れるまで引っ張って、
ギリギリで「男の契約はここまでだぜ」とか言って
次元が味方に戻ってくる・・・なんて展開を想像していたのに。
ラストのファイヤーの処理や五ェ門のギャグキャラ化なんかも、
強引にまとめようとした苦肉の策だったように見える。
毎年、様々な事情で苦しくなってきている新作ルパンだが、
今回はいよいよ限界にきてしまったのかとちょっと哀しくなった。
ミシェルと不二子の巨乳描写はなかなか良かったが。
ミシェルの声、エアギアのリンゴ、スクランの俵屋かー。
ところで、提供画面でルパン・ザ・ファイヤーが流れてたけど、
ファイヤーってキャラはここから来てるの?
EDなのかと思ったら違った・・・。