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コードギアス反逆のルルーシュ #9

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総集編明けに、谷口作品恒例のOP絵マイナーチェンジ。
謎の神官みたいな集団、カレン通常の三倍っぽい専用機ゲット、
全員集合絵に黒の騎士団バージョン追加、
妙に長い手の芝居、ラストの謎のナイトメアなど、見所多数。
あの神官みたいなのは、ギアスを守る一族か何かか?
SF的な力ではなく、密教とかそっち方面の能力なんだろうか?
黒の騎士団側に随分と仲間が増えるようだけど、
日本解放戦線と組んだりブリタニアから協力者が出たりするのかな。
ラストのナイトメアはルルーシュ機? それとも暴走ランスロット
原画には西田亜沙子や大張正巳などが追加。
どこまで豪華スタッフになっていくんだ・・・。


冒頭からカレンのパンツ一丁姿、生徒会長のネコミミモード
風呂シーン回想などでサービスしつつ、
本編はカレンの背景事情とエリア11を蝕む重い問題を絡めた
シリアス路線で行く非常に密度の濃い内容。
短い描写のなかで継母のセリフや
わざわざメイドをやらされているという状況から、
カレンの母親が一体どういう境遇なのか透けて見えるように
計算されて作られているのをはじめとして、
麻薬問題にしろ、それを流す中華連合との関係にしろ、
ルルーシュとスザクの意見の食い違いにしろ、
警察の腐敗にしろ、C.Cの達観した言葉に続くカレンの決意にしろ、
今回は本当に一語一句に至るまで計算し尽くして
話を詰め込んでいるという印象を受けた。
せわしないし説明不足になっている部分もあるのだが、
それにしてもこの脚本レベルの高さは驚嘆に値する。
本筋の話を進めながら、オレンジ事件や百合メガネのように
サブキャラのエピソードを隙あらば挟み込んでいく構成は、
谷口悟朗大河内一楼の過去作での経験の成せる技だなー。
カレンの戦う動機は、今回の事件で
単なる反ブリタニア感情から日本再生へと移ったはずだけど、
それはルルーシュ寄りなのかスザク寄りなのか・・・。
ルルーシュブリタニア支配には良い面もあると認めながら、
父親への反発心とリナリーの安全の為に戦っているわけで、
思想的にはカレンと似ながら日本再生という目的には
まったく繋がらないという点で噛み合ってないんだよなぁ。
となると、遠回りでもいずれはスザクの方に軸足移るのかも。
ただし、スザクの意見には現時点でリアリティがまるでない。
現状はどっちもどっちなので、今後はどちらがそこから
一歩抜け出していくのかという勝負になるのかな。
しかし、今回は本当に濃かった・・・これでも
ポイントの半分も取り上げきれていない気がする。
総集編の巻き返しには充分過ぎる内容だった。