妖逆門 ＃５１（終）

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四年後、中学生となった三志郎は今度こそ堂々と
家族や幼馴染の見送るなか日本一週の旅に出る。
その途中、かつての仲間と再会して立ち寄った先は、きみどりの樹。
撤去されることになったその樹にお別れを言い、
楽しかった妖逆門での思い出を振り返る三志郎達。
しかし樹には新たな命が芽吹いていた、
三志郎達も新たな夢に向かって歩いていく・・・。

というわけで、一話丸々エピローグという最終回。
前回の時点では一話エピローグに費やすのは
冗長なのではないかと心配していたが、杞憂だった。
それぞれのキャラの成長や、きみどりやフエとの別れの言葉など、
尺をたっぷり取ったことによって描写に深みが増していた。
特に成長した亜紀のセクシーポーズが堪能出来たのは良し。
修が水泳で大成したのはいいとして、
ミックまでアイドル業で勝ち組になっていて、
一人夢を探す途中の三志郎だけ置いて行かれている感じも
青春の１コマらしさが良く出ていた。
最終的には、ゲームというものを通じて仲間の大切さや
ルールの必要性を学んでいくという結構教育的なテーマを
上手くエンターテイメントに落とし込んだ佳作になったと思う。
シリーズ構成全体に関してはちょっとバタバタしたり
盛り上がりに欠いたりしていたのが残念。
作画は終始安定していて見事だった。
ＯＰとＥＤはどれも傑作。ＯＰにどんどん増えていったＳＥが
最終回でまた消えるという演出はどういう意図だったのか
良くわかんなかったけど・・・。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。