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おとぎ銃士赤ずきん #39(終)

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おとぎ銃士赤ずきん ドラマ&サウンドトラック 第3章
みんなで過ごすエルデの日々、
楽しく温泉旅行をして思い出を作るものの、
草太も赤ずきん達もどこか笑顔に陰がある。
実は赤ずきん達は別れを告げずファンダベーレへ帰る決意をし、
草太はそれを何となく察しながら黙って別れる覚悟をしていた。
だが、りんごとヴァルの言葉が互いの心を動かし、
草太と赤ずきん達は素直な気持ちをぶつけ合う・・・。
というわけで、丸々エピローグに費やした最終回。
最終回で温泉サービスってどうなんだと予告段階では思っていたが、
それにこれだけの必然性を感じさせる素晴らしい幕引きを
用意していくれるとは嬉しい限り。
決戦では役に立たなかったりんごの言葉で草太が動くという
ラストへの流れも凄く良かったなぁ。
声高に何かを主張するわけではないけれど、
使命や理屈よりも感情を優先して泣き笑いでお別れをする
ラストシーンには心の深いところに響くテーマ性があったように思う。


基本的にユルい作りでありながら、要点を決して外さない、
とにかく勘の良い作品だったという印象。
石山タカ明監督は「ビューティフルジョー」でも
そういうB級で終わりそうな作品を好感度の高い佳作として
上手くまとめ上げるという仕事を見せていたが、
今回はそれが更に上手くいっていた。
女児向けとしてもオタク向けとしても中途半端さは否めないものの、
この作品独特というバランスに持っていくのが見事だったなぁ。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
・・・しかし、結局ヴァルは人間には戻らないのか。
別れのシーンで草太と赤ずきんがキスしてたようにも
解釈可能になってたけど、草太と赤ずきんはそういう関係には
ならないように思うんだけどなー。
あと、りんごとハーメルンのフラグ立ては結局何だったの?