へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

なれのはて 過去感想は作品タイトルで検索してください

スポンサードリンク

(TVK)ひとひら #12(終)

ひとひら 第1巻 [DVD]ひとひらオリジナルドラマ&BGMアルバムvol.2 [野乃編]
ひとひら 第2巻 [DVD] ひとひら 第3巻 [DVD]
麦と野乃がくるくる回りながら幻想世界へ
ぶっ飛んでいって終了。
話自体は凄く落ち着いたトーンによる卒業式話で感動的だったのに、
クライマックスだけあのトンデモ演出は一体何なんだ!?
とりあえず最終回なんでいつもより作画頑張っとく?――的な
過剰演出に過ぎないんじゃないかという邪推をしてしまったのだが、
まあ舞台的なイメージをアニメで奔放に表現したと考えれば
ああいうのもアリか。
全体としてはとにかく地味に丁寧にという印象の強い作品で、
ウリが弱くて万人には届かないかも知れないけど、
観続けた人は必ず満足させるというクオリティを
終始保っていたのに非常に好感が持てた。
作画面では温かな色使いと安定感のある構図、
演出では細かな人物表現などが特に見応えがあったが、
一番魅力的だったのはやはり声優陣。
複雑な演技が要求される主人公を演じた樹元オリエ
川澄綾子雪乃五月の真っ向勝負、
最近名脇役ぶりを連発している氷上恭子の存在感など、
女性陣はみんな良かったけど、
個人的にはちとせ役のやぶさきえみ
これまで大きな役をやっていなかっただけに記憶に残った。
最終回でもおいしいところを持っていっていたし。
そんなこんなで、確かにこれは役者の話だったなぁと思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。